Postfixを使ったメールサーバ構築.2/postfixインストール

前回に引き続き、Postfixを使ったメールサーバの構築を行います。
今回はPostfixのインストールです。
さて、Postfixのインストールには注意が必要です。
今回はPostfixadminを使い、メールアカウントの管理をWebベースで行う予定です。
Postfixadminを使うにはPostfixがMySQLに対応していなければいけません。

ちなみに当方が今回使っているサーバはScientific Linux 6(以下、SL6)です。
SL6で標準インストールされるPostfixはMySQL対応していました。
CentOSシリーズで標準インストールされるPostfixはMySQL対応していません。
CentOSの場合、次の手順でPostfixをインストールするとMySQL対応したものがインストールされます。
ちなみに、既にPostfixをインストールされていて、MySQL対応か確認したい場合は次のコマンドで確認出来ます。
[bash]
# postconf -m
btree
cidr
environ
hash
ldap
nis
pcre
proxy
regexp
static
unix
[/bash]
この一覧の中に”mysql”の文字がなければ対応していません。
ちなみにSC6の場合、次のように表示されます。
[bash]
[root@testsv ~]# postconf -m
btree
cidr
environ
hash
ldap
mysql
nis
pcre
proxy
regexp
static
unix
[/bash]
MySQL対応でないことが分かったら、yumの設定ファイルを書き換えましょう。
“base”と”update”の各セクションにそれぞれ”exclude=postfix”という1行を付け加えます。
そして”centosplus”を”enable=1″に変更し、”includepkgs=postfix”を付け加えます。
下記の行を追加、もしくは修正していきます。他の項目は変更・削除しないで下さい。
[bash]
# vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo
[base]
exclude=postfix
[update]
exclude=postfix
[centosplus]
enabled=1
includepkgs=postfix
[/bash]
既にPostfixがインストールされている場合はremoveします。
それから改めてPostfixをインストールしてみます。併せてPostfixのログを解析するツールもインストールしましょう。
[bash]
Postfixをremove
# yum remove postfix
Postfixをインストール
# yum install postfix postfix-pflogsumm
[/bash]
インストールするパッケージ一覧が表示されます。
その中のpostfixの行に”mysql_pgsql”という文字があれば大丈夫です。インストールを進めて下さい。
[bash]
postfix i386 2:2.3.3-2.3.centos.mysql_pgsql centosplus 3.7 M
postfix-pflogsumm i386 2:2.3.3-2.3.el5_6 base 49 k
[/bash]
念のため、先ほどの”postconf -m”で確認しておきましょう。
下手にyumで更新されても困りますので、更新されないようにしておくといいかもしれません。
“/etc/yum.conf”に”exclude=postfix*”を1行を追記しておきましょう。
[bash]
# vi /etc/yum.conf
exclude=postfix*
[/bash]
切りがいいので、今回はここまでにしておきます。
次はpostfixとpostfixadminの設定を行う予定です。
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