世間を騒がせているのかいないのか分かりませんが、10月から「インボイス制度」がスタートします。
エムティ・デザインは「適格請求書発行事業者」登録を既に行い、諫早税務署より登録番号を発行いただいております。
ここ最近、お送りした請求書には登録番号を記載しておりますので既にお分かりのクライアント様もいらっしゃるかと思います。
いろんなお話が錯綜していますが、当方の考え方もありますので、ここに少しだけ書いておきたいと思います。お時間ある方はご一読いただければ幸いです。
登録に至った理由
エムティ・デザインとしては「インボイス制度」という名称を聞いた時点(多分、1年以上前)から調査・検討を行い、登録を決めていました。
登録を行った大きな理由は大きく2点。
・今まで免除されていた消費税を支払う、というだけ
・当方が支払うべき消費税をクライアントに払ってもらう、というのはどう考えても筋が違う、と考えたため
当たり前に払うべきものを払う、というだけです、はい。
登録するに当たっての懸念材料
また、登録をするに当たって、事務処理が増える、など、いろんな声があります。
当方、一人親方なので、どこまで事務処理が大変になるかシミュレーションを行いました。
結論から言えば、日常業務での負担はさほどではない、というのが結論です。
ある程度、会計ソフト側での対応が見込めそうなのですが、負担軽減のために、領収書やレシートの類いはスキャナで読み取って会計ソフトに自動流し込みしつつ、電子保存という手段を組み込むなど、業務フローの変更は発生させつつ、確定申告全体の負担を併せて減らせばいいかな、と考えています。
また、こまめな経理処理が必要になりそうなので、今までのように確定申告直前にまとめて・・・みたいなことが出来なくなりそう・・・それはそれで、むしろありがたいです。
まあ、ぶっちゃけると、いろいろ考えるのも面倒だし、インボイス登録しない、ということで取引先に説明するのも面倒だし、それなら登録しちゃえ、という感じですね。
どこかで気が変わって取り消す可能性もなきにしも、ですが、その際はまたご連絡します。
今のところ、取り消す予定はありません。
但し、エムティ・デザインとしてインボイス制度に賛成ではない
ここ、ちょっと勘違いして欲しくないのは、エムティ・デザインとしてはインボイス制度に賛成しているわけではありません。
「税制は分かりやすく単純に」がいちばんいいと思っているので、単純に消費税10%(軽減税率は8%)を全事業者から徴収するのがスマートだと思っています。というか、軽減税率も廃止していい、と考えています。
まあ、この値上げラッシュのタイミングでこれ、ってのは腑に落ちないので、いっそのこと、消費税を0にするか5%に下げてしまえば景気はある程度戻るように思います。
後は法人税ですね。経団連の顔色伺ってしまってますが、もうどうにかしないとまずいでしょ、そろそろ。
話が逸れました・・・
決してインボイス制度に賛成ではないけど、始まるからには納めます。
同じフリーランスの皆さんもいろいろ考えてどうするか決めて下さいね。
参考までに2冊ほど本を紹介しておきます。
インボイスと電帳法を併せて見ておくといろいろ理解が早いかと思います。