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様々なサービスを利用する上でのリスクをはてなブックマークに見る

まとめを見ても分からないかも知れませんが、一応貼っておきます。
有識者のはてな離れが進む「はてなブックマークボタン」問題の動向まとめ
結局、「はてな」が何をやったのか?というと・・・

「はてなブックマーク」という、自分の気に入ったWebページをブックマーク出来るサービスがあります。
そのサービスにブックマークされるとアクセスアップに繋がるということで、ブロガーの皆さんがこぞって「はてな好きされるような記事」を書く、という、なかなか影響力のあるサービスです。
そして、この「はてなブックマーク」は、ブログに「はてなブックマークボタン」というものを貼り付けて、ブックマークしやすく出来る機能があります。Facebookの「いいねボタン」と同じですね。
今回明らかになったのは、この「はてなブックマークボタン」がユーザの行動情報を収集していたことと、その行動情報を第三者に有償で提供していたことです。
ちなみに余談ですが、「ユーザの行動情報収集」についてはFacebookやgoogleも行っています。その行動情報に基づいて、ユーザのタイムラインや検索画面などに表示する広告の選別などを行っています。それらはプライバシーポリシーもしくは利用規約などに明記されています。
その中でも特に問題視されているのが「行動情報を第三者に有償で提供していたこと」よりもむしろ「ユーザの行動情報を収集していたこと」の方。なぜかというと、この情報収集については、「はてなブックマークボタンを設置しているサイトのオーナー」や「はてなブックマークボタンを設置しているサイトの閲覧者」が知り得る状態になかった様子(すみません、既に情報が錯綜気味なので、若干斜め読みかも知れません)。
要するに「行動情報は個人情報だから、本人の許可無く集めちゃダメでしょう!ましてやそれを販売するなんてどういうことですか!」ということ。
さて、この問題視されている機能ですが、どうやら途中で実装された機能の様子。つまり、使っているユーザが増えた時点で組み込まれた、ということらしい。
この辺りに少しいやらしさを感じているのは私だけではないでしょうし、今の大バッシングに繋がっている一つの要因とも言えます。
ここで「利用者」として考えて欲しいのは、「今のネット上で提供されているサービスを利用している限り、このようなことが起きる可能性は高い」ということです。つまり、自分の個人情報がどういう形で利用されているのか、それは開発している側でないと分からないし、どこかに売られている可能性も否めません。
今でも「インターネットには匿名性があってね」と思ってる人がいるかもしれませんが、一切ありません。もしかすると現実社会よりも足が付きやすいかもしれません。
なので、サービスに登録するときは
・利用規約やプライバシーポリシーを読むこと:自分たちは何をやってはいけなくて、相手は何をやってくれるのか、自分たちが提供している情報をどのように使うつもりなのかをきちんと理解しておくこと
・サービス事業者からのメールなどは面倒がらずに目を通すこと:今まで提供していたサービスについて、サービスそのものの変更点や規約の変更がメールで連絡される場合があります。また、ニュースサイトや今回やり玉に挙がっている「はてなブックマーク」などにもよく最新情報や問題のある変更についてはアップされますので、こちらをチェックするのも一つの手です。
・これはおかしい、と思うことがあれば、サービス事業者側に問い合わせるか、サービスの利用をやめること:最後は「サービスをやめる勇気」が必要です。おかしいとおもうことがあれば、とりあえずサービス事業者に問い合わせてみるか、思い切ってTwitterなどで意見を求めてみるのもいいかもしれません。
いろいろなサービスが乱立し、それらが有機的に結合したり連携したり・・・ということが続いています。
なので、一人でいくつものサービスを利用する人も多いでしょう。
「〜さんが使ってるから」「セミナーで勧められたから」という理由でサービスを利用するのではなく、そういう場合もしっかりとリスクなどを見極めた上で利用していきたいですね。

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