最近、本を読みたい病が何度目からの再発を始めています。それでまとめて5冊ほど購入。
そのうちの1冊がこの「アイデアのつくり方」。原書の初版は1940年、日本発売は1988年の本です。
薄い!とても薄い!
本編は62ページしかないこの本。その後の竹内均先生の解説などを入れても102ページ。薄いです。
1時間弱で全部読めます。
それだけに分かりやすい
すごく簡潔に、分かりやすくまとめられています。
なぜこんなに分かりやすいのでしょうか。
全て「経験」を基に書かれている
この本は全て作者であるジェームス・W・ヤング氏の経験に基づいて書かれています。
実践していることを明文化しているので、とても分かりやすいです。
結局は「情報集め」が大事
ここに書いてある「アイデアのつくり方」、実際には読んで頂いた方がいいと思いますが・・・
データ収集の大切さをかなり力説している印象です。ここを怠る人が多い、と。
次に収集したデータを咀嚼していく作業。
咀嚼したデータをつなぎ合わせていく作業。
しばらく放置し、その間に湧き出てくる何かを発見する作業。
アイデアの検証作業。
という5つの作業でアイデアを具現化していく、と書いてあります。
無意識のうちに私がやっていたこと
読んでいて思ったのですが、私を始め、これは無意識にやっている人が多いかもしれません。
一時、カードにメモをたくさん書いて、それを広げては必要な事を引き上げて繋いで・・・ということを続けていました。
そういうトレーニングをやっていると、いつの間にか頭にカードを貯めて、頭の中で繋ぎ合わせていく、ということが出来るようになりました。
最近は頭の中で・・というのに自信がなくなってきた(苦笑)ので、また紙に書き出す形に戻っていますが。
これにプラスするとすれば
私が個人的にやってることで、これにプラスするとすれば、データ収集の前、日常生活の中でもいろいろな情報を収集しておくこと、でしょうか。
これをやっておくことで、全然関係ない事象が繋がることがあります。
人間、自分の頭の中にあることの範囲でしか物事を考えることは出来ません。
イノベーションを起こすような何かをやりたいのであれば、頭の中の情報量を増やしていくことです。
そこから全く関係のないもの同士が化学反応を起こし、結果、何か見たことないものが生まれていきます。
出来れば原書を読んでみたい
日本語訳が少々古めかしいので、理解しにくい人もいるかもしれません。
個人的には出来れば原書を読みたい、と思いました。
それはさておき、
アイデアを欲している人だけではなく、いろいろな人に読んで欲しい
この本に書いてある方法は、アイデアを生み出したい人だけではなく、たくさんの人がいろいろなシチュエーションで実戦可能なことだと思います。
価格も安いので、一度手にとって読んでみて欲しい1冊です。
多分、この辺も似たようなことが書いてあるかと思います。ちょっと読んでみようかな。