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こういう時だからこそ、これからのことも考えて整えるリモートワーク環境とITリテラシー

コロナウイルスの影響で自宅作業を余儀なくされている方も非常に多いかと思います。
あまりに急なことでテレワークと言われても環境が整わない方、これから整えようという方、様々でしょう。
当方は業務の関係上、15年以上前からテレワークに近い環境を持っています。
と偉そうに言ってますが、Skypeなどで通話することが多いというだけですが・・・

当方の場合、昔からインターネットを使っていろいろとやっていたこともあり、古くはICQ/MSN Messengerから最近はDiscordまで様々なちゃっとアプリを使ってきました。
個人プロジェクトではありますが、地方にいながら東京や大阪、海外の方々といろいろなプロジェクトをやってきています。
中にはご病気で外出できない人と共同でプロジェクトを構築したり、ということもやってきました。

その流れで、最近はeスポーツに首を突っ込んでいることもあり、配信環境を整える、という意味でも設備を充実させてきています。
とは言え、投資額は大したことはなく、PC除くと全部で3万くらい?なもんです。

PCについては用途によって取捨選択しなければいけないので今回は省きますが、PC以外のいわゆる「リモート会議用環境」について触れてみます。

Webカメラ

まずはこれ。「リモート飲み会」みたいなのが流行りつつあるようですが、とりあえずWebカメラがないと始まりません。
Macのほぼ全機種(miniを除く)及びWindowsノートの多くは最初からカメラが付いているので、それを使っても充分キレイな映像が撮れます。
また、iPhoneやスマホ、タブレットにもフロントカメラが付いていますので、それを使ってもいいかと思います。

デスクトップでWebカメラがないよーという私みたいな(Macはあるけど立ち上げてない・・・)方は、Webカメラを買いましょう。また、自分を少しでもキレイに映したい方や、もう少し本格的な感じにしてテンション上げたい方はWebカメラを別途買うことをお勧めします。

※2020年4月16日現在、AmazonでWebカメラを検索したところ、不当に値上げされているものが多数ありました。
例えば下記だと39,800円で出品されています。くれぐれも元の価格を確認の上、購入を検討してください。

日本では比較的信頼性の高い「Logicool」製であれば、上記モデル辺りが価格と性能のバランスはいいかな、と思います。

というか、「マジかよ・・・」ってくらいモノがない(2020年4月16日現在)。

ちなみに私が仕事場用で買ったのはこちら。
eMeetという聞いたことないメーカーだったのですが、買ってみると意外とよかったです。
購入価格は5,999円。この前後で売られていれば買ってもいいのではないでしょうか。

自宅ではLogicoolの古いWebカメラを使っています。フルHDなので必要充分です。

マイク

マイクはWebカメラにも付いていますし、Webカメラが付いているPCであれば全てに付いていますのでそれを使ってもいいかな、と思います。
また、最近ではヘッドセットやヘッドフォンにもマイクが付いていますので、そちらを使うのもいいかな、と。

YouTubeなどへの配信を検討されている方は少しマイクに気を遣ってもいいかな、と思いますので、USB接続のコンデンサーマイクとかどうでしょう?


なんか前見たのと形が違う気もするけど・・・・

こちらはeスポーツ用ですので性能はかなり高め。ノイズフィルタ付きです。

マイクと別にアームを買って、上からマイクを吊るのもありですよね。
ただ、マイクアームは剛性が大事なのでAmazonに出品されているよく分からないメーカーから買うよりはサウンドハウスなどの楽器店から買う方がいいかと思います。

サウンドハウス – PA音響機器、DJ・DTM、照明機器、ステージ、カラオケ機材の全国通販

マイクについてはUSB DACを別で準備して接続するという方法もあります。


当方仕事場は一番下の「ART」製4chミキサーを繋いでいます。音はかなりいいです。

Zoom ? Skype ? それとも・・・?

次に実際にリモート会議で使うサービスです。

利用者が爆発的に増えている Zoom

エムティ・デザインの対応:積極的にお勧めはしないが、アカウントはあるので対応可能

エムティ・デザインの今日時点でのZoomに対するスタンスとしては「できればうちのクライアント様にはインストールして欲しくない」というところ(状況次第で変わる可能性はあります)。ZoomのMac版クライアントで起きたようなマルウェア的な挙動を伴うようなアプリは危険過ぎてお勧めはできません(もちろん既に修正済みですが)。
ただ、やはり「Zoomで打ち合わせを」ということは少なくないのでZoomのアカウントは持っています。ので、Zoomでの対応は可能です。

巷ではZoomが多く使われているようですね。以前からセミナーやってる人の間ではかなり使われていました。
ただ、セキュリティ面であったり、通信内容がなぜか全て中国のサーバを経由して流れていたり、いろいろと不審な点が明るみになっていて、台湾政府やドイツ外務省、米国の一部の学校、Googleなどでは使用禁止となっています。

Zoom、台湾政府がセキュリティ上の懸念から全面禁止。ドイツ外務省やGoogleも使用に制限 – Engadget 日本版

Zoomについてはセキュリティ上の問題が恐いのはもちろんですが、今までセキュリティに関して発言していたことに嘘が多かったことの方が恐いです。つまりはそういう企業が提供しているサービス、ということを認識して使う必要があります。
情報を抜かれても仕方ない、くらいの感じで使う必要はあるかな、と思っています。

ビデオ会議「Zoom」は本当に危ないのか? 3つのセキュリティー問題でこれが怖い | 日経クロステック(xTECH)

セキュリティの専門家の指摘によって、4月に入っていくつものセキュリティアップデートがリリースされています。
そして、それぞれについて更に専門家の検証が行われているようですので、この後、数ヶ月でセキュリティ的にも大きな問題は減るとは思います。

Skypeは相変わらず使えますし使ってます

エムティ・デザインの対応:アカウントあり

中には「終わった・・・」とも言われているSkypeですが、そんなことはありません。
Microsoft傘下になり、機能強化もされていますし、以前よりも音質・画質共に上がっている印象です。
当方は昔からSkypeを使うことが多く、今でもSkypeを使った会議やチャットを使うことは少なくありません。

Skype | 無料通話とチャット用のコミュニケーション ツール

今回、改めて新しく業務用のアカウントを作っていますので、Skypeで聞いてみたい、という方はアカウントを問い合わせてください。

Googleハングアウト/google meet

エムティ・デザインの対応:アカウントあり。

違いが分かりにくい「Googleハングアウト」と「Google meet」。
Gsuiteで使えるのが「Google meet(旧Google ハングアウトmeet)」、個人のGoogleアカウントで使えるのが「Googleハングアウト」ということのようです。

アカウントはあるけど、意外と周りが使ってないこともあって、当方でもさほど使っていません。
ただ、その「稀に使う機会」があって使ってみると、映像は悪くないし、音質も悪くありません。充分です。
なので、これを機に積極的に使ってもいいかもしれませんね。Gmailアカウントはほぼ持ってることでしょうし。
ただ、サービス名とか機能が頻繁に変わっているのが大きなネック。私もどれがどれだかよく分かりません・・・

Discord / ゲーマー向けだからこそ性能は高い

エムティ・デザインの対応:結構積極的に使ってます。

私の周りのコアな人たちの間で使われていて、私も1年半くらい前から使ってるのがDiscord。

Discord — Chat for Communities and Friends

映像よりはボイスチャットメインではあるのですが、とにかく遅延が少ないです。
映像についてはグループチャット機能の中で使用ができ、最大9名までのビデオチャットが可能。

また、最近は「サーバからのビデオチャット機能」が搭載されたらしく、順次各サーバに展開中とのこと。
こちらだと同時に25名までのビデオチャットが可能らしい・・・試してないけど。

個人的にはかなり推してるサービスでもあるので、アカウントはもちろんあります。
以前はビジネスと個人用を分けていたのですが面倒なので統合しつつあります。

他にも様々なサービスがありますので、取捨選択が必要

他にも、例えば組織内だけを考えると「Microsoft Teams」はかなり使えると思います。
一応、私も法人契約側のアカウントは持っていますが、これはまともに使ったことがないので何ともです。

チャットワークもビデオチャット機能がありましたよね。
こちらもたまに使いますが、たまに過ぎて使い方を忘れてしまいます。

手近なところだとLineでも可能です。
当方、Lineはあまり積極的に使ってないので対応しませんが・・・
あと、Facebook Messengerでも出来るんじゃないですかね、確か。

と、結構いろんなツールがあるので、どのツールを使うか検討する必要もあるかと思います。

ツールの選別にはセキュリティを考慮して

今回のZoomの件で様々な意見が飛び交っていますが、エムティ・デザインとしては「不用意に薦めない」という方針です。
使いたい人はリスクを承知の上で使ってください、としか言えない、というのが当方のスタンスです。
ただ、前述しましたが、数ヶ月後には安全なツールになっている可能性もありますし、他のツールの方がセキュアではない、という事になる可能性もあります。
ので、セキュリティ情報には常に注目する必要があります。

できるだけこちらもセキュリティ情報についてはFacebookページなどでも発信をしていきたいと思います。

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