昨年の後半にNASが完全に壊れてしまい、何度か復活を試みたが結局は復活できず。
データはUSBハードディスクにある程度バックアップを取っていたのでまだ何とかなるが、NAS本体の再投入を躊躇っていた、というか、どれにしようか悩み続けて買うタイミングを逸していた。
しかし、仕事やらデータのやり取りやらに支障が出始めたので、そろそろ真剣に考えようと思う。
真剣に考えるにあたって、まずどんなのが必要かを検討してみた。
購入するNASの条件を決める
とりあえず、現在考えている条件としては
・Buffalo/I-Oデータは「なし」
・CPUはできれば64bitのもの
・搭載出来るHDDの本数は2本か4本:元々4本を考えていたが、2本でもいいか、と思い始めた
・スマホアプリからアクセスができる
・スマホの写真などをWi-Fiなどを通してバックアップできる:Amazon Cloud Driveなどの代替で使える
・DLNA対応は絶対。できればDTCP-IP対応だと嬉しい
・TimeMachine対応
・クライアントのバックアップ機能が何らかの形で提供されている
・容量は最低でも4TB使用できること
・HDD 2本セットできるものであれば、外付USB HDDへのバックアップは必須
・HDD 4本セットできるものであれば、こちらが持っている1.5TBが1本/2TBが1本使用可能
・予算は搭載するHDD、外付HDDを入れて7万まで
比較的多く見えるが、これら全部を満たすNASは結構存在する。
以下に書く価格は「価格.com」にて2017年5月9日 23:00頃の時点でいちばん安いメジャーなネットショップの価格とする。
とりあえず搭載するハードディスクから逆算してみる
NASはハードディスクがなくては始まらないので、とりあえずハードディスクの値段を調べてみた。
今回はNAS用のHDDは使わず、一般的なHDDを使用することにする。
HDD 2本の場合、4TBx2本とバックアップ用外付HDD: 32,391円
条件として「4TB使用できること」と謳っているので、4TBを2本で計算
プラスして外付HDD用にもう1本(ケースはあるのでHDDだけでOK)。
とりあえず下記で見積もってみると、10,797円x3本= 32,391円
Seagate 内蔵ハードディスク 3.5インチ 4TB PCユーザー向け BarraCuda ( SATA 6Gb/s / 5900rpm / 2年保証 ) 正規代理店品 ST4000DM005
HDD 4本の場合、その1 / 3TBx2本: 15,000円
HDD 4本搭載の場合、既に所有している1.5TBが1本、2TBが1本あるのでこれを使用することに。
RAID 5を組むのであれば、1.5TB x (4 – 1) = 4.5TBでとりあえず要件は満たされる
・・・と思ったら、1.5TBなんて容量が既にあまりメジャーではないようで・・・それなら後々のことも考えて3TBくらいで計算してみると
7,500円x2本=15,000円
容量違いのHDDを搭載すると、いちばん容量の少ないHDDに全ての容量が引っ張られます。
なので、今回3TBを2本搭載しても結局は1.5TB分しか使いません。
ただ、後で容量の少ない2本を3TB 2本に差し替えることは可能。
HDD 4本の場合、その2 / 2TBx2本: 11,900円
3TB 2本で計算したので、とりあえず2TBを2本でも計算してみる。
これでも当面の容量は変わらず4.5TBは確保。
ただ、容量を増やすときには2TB x (4-1) = 6TBとなる。まあこれでも充分とは思うが。
5,950円x2本=11,900円
Seagate BarraCuda 3.5" 2TB 内蔵ハードディスク HDD 2年保証 6Gb/s 64MB 7200rpm 正規代理店品 ST2000DM006
HDD 4本の場合、その3 / 2TBx3本: 17,850円
もう一つのパターンとして、2TBが1本あるので、これのみを使うという方法。
RAID 5を組むと考えると、2TB x (4 – 1) = 6TBになり、これだと恐らくしばらくはHDDの容量は増やさなくてもOK。
なので、今回はノーマルに2TBx3本で計算してみる。
5,950円x3本=17,850円
Seagate BarraCuda 3.5" 2TB 内蔵ハードディスク HDD 2年保証 6Gb/s 64MB 7200rpm 正規代理店品 ST2000DM006
なので、予算がだいたい70,000円くらいで考えているので、NAS本体にかけられる予算は・・・
HDD 2本搭載の場合: 37,000円程度
HDD 4本搭載の場合
3TB x 2本買い足し: 55,000円程度
2TB x 2本買い足し: 58,000円程度
2TB x 3本買い足し: 52,000円程度
というなぜか逆転現象が起きてしまってるという・・・
最近人気の「Synology」社製から
NASを販売している友人や実際に購入した人からの評判がかなりいいメーカーの1つのが「Synology」。
なので、私の方でも選択肢としては筆頭。
ただ、最近新製品がリリースされてなく、現行商品は結構リリース時期が古いのが悩み。
DS216+II: 37,050円
HDD 2本搭載タイプ。
Synology DiskStation DS216+II 2ベイNASキット デュアルコアCeleron N3060 1.6GHz搭載 CS6478
なぜか同じ型番なのに違うページに・・・こっちの方が安い上にamazon発送。
システムメモリ: 1GB
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 1個
ホットスワップ: 対応
DS416play: 55,536円
HDD 4本搭載タイプ。
NTT X-Storeが最安: 55,536円
また同じ型番なのに違うページ・・・
システムメモリ: 1GB
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 2個
Link Aggregation / フェイルオーバー対応
ホットスワップ: 対応
次にオススメされるのが「QNAP」
白みのボディーが多い「QNAP」。
デザイン的には今ひとつだが、性能が高く機能豊富な印象。拡張エンクロージャーも使えるので後からHDDの増設ができる。
その分、価格も少しお高め。
ちなみに今回の要件には既に金額面で合ってないのだけど、有名どころなのでとりあえずここには入れておくことに。
TS-251A(2G): 47,290円
HDD 2本搭載タイプ
QNAP TS-251A 専用OS QTS搭載 Celeron N3060 デュアルコア1.6GHz CPU 2GBメモリUSB QuickAccessポート搭載 2ベイNAS 2年保証
システムメモリ: 2GB(最大8GB)
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 2個
Link Aggregation / フェイルオーバー対応
ホットスワップ: 対応
TS-451A(2G): 69,990円
HDD 4本搭載タイプ
TSUKUMOで75,384円(税込)
ちなみにamazonは下記の通り。
QNAP TS-451A 専用OS QTS搭載 Celeron N3060 デュアルコア1.6GHz CPU 2GBメモリUSB QuickAccessポート搭載 4ベイNAS 2年保証
システムメモリ: 2GB(最大8GB)
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 2個
Link Aggregation / フェイルオーバー対応
ホットスワップ: 対応
台湾ASUSの子会社「ASUSTOR」
台湾ASUSの子会社ということで個人的に信頼性が高いのが「ASUSTOR」。
たまに某通販サイトで安くなっているので調べてみたらよさそうなので今回候補にしてみました。
AS3102T: 28,620円
HDD 2本搭載タイプ
TSUKUMO : 28,620円(税込)
AS3102T
ちなみにAmazon.co.jpは下記の通り。
ASUSTOR NAS 2-Bay Intel Celeron Dual-Core 2GB DDR3L GbE x1 USB 3.0 x 3 3年保証 AS3102T
システムメモリ: 2GB
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 1個
ホットスワップ: 不明
AS3202T: 35,100円
HDD 2本搭載タイプ
Amazon.co.jpは下記の通り
システムメモリ: 2GB
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 1個
ホットスワップ: 不明
AS3102Tとの違い: CPU AS3102T/DualCore AS3201T/QuadCore
AS3104T: 48,457円
HDD 4本搭載タイプ
Amazon.co.jpは下記の通り。
ASUSTOR NAS 4-Bay Intel Celeron Dual-Core 2GB DDR3L GbE x1 USB 3.0 x 3 3年保証 AS3104T
システムメモリ: 2GB
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 1個
ホットスワップ: 不明
AS3204T: 55,944円
HDD 本搭載タイプ
Amazon.co.jpは下記の通り
システムメモリ: 2GB
動画のハードウェアエンコード機能: あり
1GbE LANポート: 1個
ホットスワップ: 不明
AS3104Tとの違い: CPU AS3104T/DualCore AS3204T/QuadCore
予算的にはASUSTOR、でもSynologyがよさそうかなあ
メンテナンスを考えるとホットスワップはあった方がいいのは経験済み。ただ、そこまで無停止状態を維持する必要があるか?と言われると、所詮は家族で使うNASなので別になくてもいい機能ではある。
後はリンクアグリケーションをどう考えるか・・・・今のところ対応機器が手元にないので、どうしても必要な機能ではないけれど、今後、事務所と自宅間でVPNを考えているのでリンクアグリケーションはあった方がいいとは思うけど、そこまで大量のデータをやり取りする可能性も低い。
それよりは普段の利用が快適であることが大事だし、ただのNASではなく、マルチメディアセンター的な役割であったり、インフラの一部として使えるのがベスト。
2TB x 2本買い足しで考えると候補はこちら
DS416play: 55,536円(NTT-X Store)
AS3104T: 48,457円
AS3204T: 55,944円
意外とメモリの影響が大きいという話を聞くので、Synologyが1GB/ASUSTORが2GB。
となると、選ぶとすればASUSTOR AS3104T/AS3204Tかなあ・・・と。
ASUSTOR NAS 4-Bay Intel Celeron Dual-Core 2GB DDR3L GbE x1 USB 3.0 x 3 3年保証 AS3104T
で、2TB 2本で11,900円なので
AS3104T/総額 60,357円
AS3204T/総額 67,844円
う〜ん、7,000円の価格差でDualCoreかQuadCore・・・これはちょっと悩む・・・
他にも様々なメーカーの商品あります
最近、いろいろな媒体でNASが取り上げられるようになりました。
スマホが普及し終わりつつあり、これからスマホを如何に便利に使っていくか?をいろいろな人たちが考えるフェイズに入ったのかな、と思います。
また、スマートフォンで撮影した写真の解像度がどんどん高くなり、それに伴い写真の占める容量が大きくなってきています。動画を撮影する人も増えています。
そういった様々な「データ」をどのように保管するのか、という点でもNASが注目されている理由の1つでしょう。
今回紹介したNASは全てスマートフォンアプリが提供されていて、写真や音楽、動画の管理に便利な機能が付いています。
実は私も動画や写真の管理も今回導入を検討している大きな理由の1つです。
後は予算次第、というところでしょうか。