やっと購入したNAS、NETGEAR ReadyNAS 214。
管理画面を見ると、設定が思っていたよりも多岐に渡り、しかも少しクセがある様子。
いろいろと試してみて、分かったことを少しでもまとめていきたいと思います。
その第1弾、「ユーザー関係」です。
ログイン後の画面はこちら。
この画面のメニュー部分「アカウント」をクリックするとユーザー設定に入ります。
アカウント – ユーザー
恐らく他社のNASでも同じと思いますが、「ユーザー」というものが設定できます。
「ユーザー」毎にアクセスできるフォルダを制限できたりします。
また、各ユーザーに「HOME」フォルダというものが割り当てられ、HOMEフォルダにはそのユーザと管理者である”admin”しかアクセスできません。
まずはユーザー設定画面から。
当方の場合、管理用アカウント”admin”以外に2名のアカウントを用意しています。
画面の右側に「新しいユーザー」という青いボタンがあります。これをクリックするとユーザー追加の画面が表示されます。
最初に表示されるのは「プロパティ」画面です。
基本はここだけ入力すればOKです。
名前:ユーザー名を入力します。ログイン時に必要です。
ユーザーID:自動で付加されるIDです。
メール:メールアドレスを入力します。
パスワード/パスワードをもう一度:パスワードを入力します。ログイン時に必要です。
次に「グループ」です。
こちらは「グループ」を指定します。
「グループ」については、ご家庭で使う分には最初に設定してある”users”だけあれば大丈夫です。
「グループ」も「ユーザー」と同様、各グループ毎にアクセスの制限が可能です。
ですので、例えば「kodomo」「oya」というグループを作っておいて、「oya」グループに父・母のアカウント、「kodomo」グループにお子さんのアカウントを登録。
「oya」グループしかアクセスできないフォルダ、「kodomo」グループしかアクセスできないフォルダを作ることができます。
次のSSHタブは通常・・・一般的には使いませんのでここでは触れません。
アカウント – グループ
上でも触れましたが「グループ」の設定が出来ます。
当方ではデフォルトで設定してある”users”というグループのみを使っています。
グループの追加は右上の「新しいグループ」というボタンで可能です。
・・・ここはグループ名を記入するだけですので省略します・・・
アカウント – クラウドユーザー
さて、ここが少しややこしい・・・「クラウドユーザー」です。
これは何か?というと、スマホやiPhone、Windows/MacそれぞれにReadyNAS用のアプリケーションやソフトウェアが提供されています。
これらのソフトウェアを使ってLAN外からNASへアクセスする場合に使うアカウントが「クラウドユーザー」です。
しかもこのアカウントはNAS上で追加は出来ません。
ReadyCloudというサービス上に、今回購入したReadyNASを「登録」します。
更にReadyCloudへユーザを登録し、登録したユーザをこの管理画面から「招待」します。
そしてもう一つ、この「クラウドユーザー」と「ユーザー」は「別のアカウント」として扱われます。
なので「ユーザ-」を登録した際に作られた”HOME”フォルダと「クラウドユーザー」で招待した際に作られた”HOME”フォルダは「別のフォルダ」として扱われ、相互乗り入れも出来ず、アクセス設定を行うこともできません。
この辺りは別の方法で共有フォルダを作ることで解決します。その方法は後日。
アカウント – デフォルトユーザー
「認証」については企業での導入以外ではほぼ使わないと思いますので、今回は飛ばします。
「デフォルトユーザー」は、ユーザーを新規登録した際に「デフォルトで」設定される内容です。
ホームフォルダー/スナップショット保護:
ReadyNASには「スナップショット」という機能が付いています。
最近、macOSなどにも搭載されていますが、あるタイミングのデータの状態を保存する機能です。
例えば、誤ってファイルを編集してしまったとき、昨日の18時のスナップショットがあれば、その時のファイルに書き戻しが出来ます。
この「スナップショット保護」を”オン”にしておけば、このスナップショット機能がHOMEフォルダには標準で付加されます。
もちろん後からフォルダ毎に”OFF”にできます。
プライベートTime Machine:
作成したユーザー専用のTime Machine機能をオンにするかオフにするか設定します。
また、併せて容量制限も可能です。
プライマリグループ:
作成したユーザーが最初に所属するグループを指定します。
デフォルトは”users”です。
1人で使うなら不要だけど、ご家族で使うならプライバシー保護のためにも
1人でNASを使う場合はユーザーの設定など不要かも知れません。
また、ご家族であってもゲストユーザーのみで使うということもできなくはないです。
ただ、プライベートな情報を保存したい場合もあるでしょう。父母では共有したいけど子どもには見られたくない情報もあるかもしれません。
そういう場合にユーザー/グループ機能をうまく使うことでアクセス制限をすることが可能です。