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クラウドの安心な使い方


さて、クラウドについてずっと批判的な記事ばかりアップしてきた。
ではクラウドはどういう風に活用するのが安心なのだろう?
【アップするデータは「第三者に見られても問題がないデータ」に絞ることが必要】
個人情報に関係するデータはアップしない。パスワード情報なんて言語道断。
クラウドに関する書籍や記事、ブログをいろいろと見てきたが、「1PasswordのデータをDropboxで共有」などと書いてあったりして絶句することも少なくない。
いくら1Passwordのデータは暗号化してエクスポート出来るからと言って、それをそのままネット上に投下するのはさすがにどうかと思う。暗号化と言っても、所詮は人間が作ったもの。コンピュータの進化と共に解析される可能性も格段に上がっていくし、可能性レベルで言うと既に解析出来るかも知れない。
もちろん顧客情報も同様にアップしない。見積書や請求書、顧客リストなど、業務に直結する情報は絶対にアップしない。
経理の情報を共有・・・なんて事はまあ考えない方がいい。
【アップするデータのバックアップは絶対に手元に残しておく】
クラウドにデータを置けば手元のデータは消してしまってスッキリ!なんてことはない。
クラウドのデータなんて、いつ障害で消えるか分からない。その点は手元のパソコンにデータを置くのと変わらないし、それ以上にリスクはある、と考えるのがベスト。
必ずデータは手元に何らかの形で置いておく事。
これはメールに関しても同様。gmailでも小さい規模のデータ損失は時々起こっている、と考えるべき。
【私の場合】
クラウドは利用しているが、置いているデータは
・Webクリップ
のみ。
特に最近は同じパソコンを常に持ち歩いてメインの作業をするので、あまり利用する機会が少なくなった。
gmailも使っているが、Thunderbirdでメールのデータを全てローカルに保存するようにしている。
本当はメールはPOP3で受信して、gmail側とは切り離して管理するのがいいが、送信したメールの管理が面倒なのでimap接続している。
データは複数のハードディスクにバックアップ。NASなども活用。
やはり、人様にデータを預ける、ということを理解して、預けるデータを決めるのがベストだろう。
ネット上に晒してあるサーバにデータを預ける以上、鍵がかかっているだけで、所詮はどんな鍵も人間が作ったものだから人間であればどうにかして外すことが出来る、ということを頭に入れて利用すること。
自分なりの活用法を見付けて、うまく活用しましょう。

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