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VPSサーバとクラウドサーバの違いとか

数年前からサーバ業界界隈はVPSだとかクラウドだとかAmazon EC2だとかいろいろなサービスが出回ってます。
ずーっとサーバ屋をやってればこの違いは分かりますが、「Wordpressをもっと速度上げたい」という感じでVPSを借りる人も増えているようです。

そこで、VPSサーバとクラウドサーバの違いを簡単に説明してみます。
念のため、断っておきますが、VPSと名乗っていてクラウド的な機能が付いていたり、クラウドと名乗っておいてVPS程度のところもあるかもしれません。その辺りのご指摘は勘弁して下さい。
基本的にどちらも「1台のサーバマシンの中にいくつかの仮想サーバを準備して、それぞれの仮想サーバをクライアントに提供する」という意味ではかなり近いです。
正確にはもちろんディスクは別のハードウェアとして提供され、SANなどで接続されていたり、ロードバランサ組み込まれていたりするので、少し違いますが、だいたいそんな感じ、と認識しておいて大丈夫です。
VPSサーバの場合、一度契約した構成を「動的に」変更することは出来ません。
例えば、契約時にCPUを1コア、メモリを1GB、HDDを20GBで指定したら、構成を変更したい場合は一度解約して再契約する必要があります。
(HDDについては増設可能な場合もあります)
クラウドサーバの場合、一度構成を決めても、追加料金を払うことで「動的に」構成を変更することが出来ます。
例えば、契約時にCPUを1コア、メモリを1GB、HDDを20GBで指定した場合でも、急に負荷が高くなってきたらCPUを2コアにしたり、メモリを2GBにしたり、ディスク容量が足りなくなったらHDDを10GB増設したり、ということが容易に可能です。
中には負荷の状況を監視して、CPUに対する負荷が何%以上になったら自動的にCPUを1コア追加する、などという設定が出来るサービスもあります。
実はかなり大きな違いがあるこの2つのサービス。よく考えて契約検討されることをお勧めします。


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