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アクセス解析から見るブラウザ/OSの使用状況なんてものを挙げてみる

仕事柄、いくつものサイトのアクセス解析データを閲覧しています。
クライアント個別のデータはもちろんアップ出来ないのですが、いくつかのサイトのアクセス解析データを集計し、ブラウザ/OSの使用状況を分析してみました。
ただ、系統として「IT系の人たちが多くアクセスしてくるであろうサイト」「iT系以外の人が多くアクセスするであろうサイト」がありますので、それぞれでちょっと分けてみます。

具体的な数字は出せないので、割合で表してみました。
また、当初は出す予定ではなかったのですが、1年前のデータと比較してみようと思います。

IT系の皆さんのアクセスが多いであろうサイトの場合

まずはブラウザの使用状況を確認してみましょう。
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2013年のデータから。
サイトの性質を考えると仕方がないのですが、Chromeからのアクセスがいちばん多いようです。が、IEよりも10%も多いのは少し驚きました。
あちこちで「IE 6/7の対応をどうするか?」という話を聞きますが、この数字を見る限りでは切り離してもよさそうですね。
それとIE10の利用率が少ないです。Windows8が不振、という話が流れてますが、こうやって数字で見ると「なるほど」と思います。
後、ちょっと驚いたのはSafariの数字があまり高くないことですね。Firefoxと1%も変わりません。
このSafariには、iPhone/iPadからのアクセスも入っていますので、そう考えると思っていたよりも少ないですね。
では、2012年のデータと比較してみましょう。
Firefoxが結構落ちてますね・・・・
IEについてはほぼ変わらず。IEのバージョンは9が増えています。その分、8/7/6が減ってますね。この辺りは順当にアップデートがかかってる、と見ていいかもしれません。
Chromeが増えているのがやはり目立ちますね。それ以外は軒並み減っています。
と、ここまで作ってみて、ふと思い立って調べたのがOS別のアクセス割合です。
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あまり変化がないように見えますが、Windows/Macintosh/iOSからのアクセスが減って、Androidからのアクセスが増えています。
この辺り、次のデータでは面白い数字として表れるかと思います。
まあIT系ということもあり、まあまあ・・・あまり面白い変化は見られませんね。

一般の皆さんのアクセスが多いであろうサイトの場合

こちらもまずはブラウザ別から見てみましょう。
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まずは2013年のデータから。
明らかにIT系サイトと違うのは、IEからのアクセスが50%近いという点ですね。これが日本のブラウザ使用率の現状をよく表していると思います。
そして更に気になるのが、IE6/7とIE10の使用率です。6/7を合わせても5%程度になっています。これなら対応ブラウザから徐々に外してもよさそうですね。
IE10については1%程度です。やはりWindows8への乗り換えは進んでいないようです。
もう一つ面白いのは、次に挙がってくるのが「Android Browser」という点です。Safariではないんですね。
さて、2012年のデータと比較してみましょう。
2013年になって、IEからのアクセスが大きく減っています。20%近く減っているというのは非常に大きいでしょうね。
それでも45.5%ありますので、まだまだIEは無視できません。
逆に大きく増えているのは「Android Browser」です。10%近く増えています。「Safari」は4%ほど、う〜ん。
つまり、PCからの閲覧よりもスマートフォンやタブレットからの閲覧が大幅に増えてきているということでしょう。
次にOS別のデータです。
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やはりWindowsからのアクセスが減っています。17%近くダウン。更にはMacintoshも2%程のダウン。
合わせると20%近いダウンですね。PCからではなく、スマートフォンやタブレットからのアクセスが増えているということでしょう。
ちょっと気になっているのが、1年前も今年も2番目に多いのが「Android」なんですね。しかもこの1年で10.4%増と、大きく増えています。
iOSもこの1年で9%ほど増えていますね。

これらのデータを見て

データにしてみるといろいろなことが分かりますね。
Windows8の苦戦が報道されていますが、この数字を見ると納得せざるを得ません。
スマートフォンやタブレットの普及度合いもこういった生のデータから読み取ることが出来ます。

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