前のブログ記事で「Rにしなかった理由も書くよ」と言っておきながら、長くなり過ぎたのでこちらに書きます。
金銭的事情よりはどちらかといえば用途的なものです。
ちょっとばかり解説してみます。
まずはα7とα7Rの違いを把握しておく必要があります
α7とα7Rの違い、それを知っておいた方がいいでしょう。
大きな違いは解像度とローパスフィルターの有無
いちばん大きな違いは解像度とローパスフィルターの有無でしょうか。
α7 :解像度 2470万画素 / ローパスフィルターあり
α7R:解像度 3680万画素 / ローパスフィルターなし
オートフォーカス性能にも違いがあり
オートフォーカス性能にも大きな違いがあります。
α7 :コントラストAF/位相差AF コントラストAFの測距点数 117点
α7R:コントラストAFのみ コントラストAFの測距点数 25点
一般的にオートフォーカス(AF)の速度という面では「位相差AF」が速いと言われています。
また、AFの測距点は多い方がいい、というのが一般的な見方です。
というわけで、AF性能についてはα7に圧倒的に軍配が上がります。
他にもいくつか違いがあり
他にも数点違いがあります。
α7 :電子先幕シャッター あり
フラッシュ同調速度 1/250秒
フロントパネル プラスティック
α7R:
電子先幕シャッター なし
フラッシュ同調速度 1/160秒
フロントパネル マグネシウム合金
α7は「普段使いのカメラ」、α7Rは「よそいきの気合いが入ったカメラ」
つまり、α7はオートフォーカス性能については速度を重視していると言えます。
ですので普段使いに向いているカメラといえるかと思います。
逆にα7Rは解像度が高いこととローパスフィルターレスという点から、風景写真などをジックリ撮影したい人向けのカメラと言えます。
私が欲しいのは「普段使いのカメラ」でしたので、今回はα7を選びました。
オールドレンズを気軽に使いたい
もう一つ、私がα7シリーズを選んだ理由は「オールドレンズをフルサイズで使いたい」ということです。
ここにもう一言付け加えるなら「気軽に」という言葉でしょうか。
かしこまった形で写真に接するのではなく、気軽にカメラを持ち歩いて撮影したい、そう思ってのα7シリーズへの乗り換えです。
写真の精度も大事ですが、今回はどちらかと言えば「気軽さ」を優先したいと思いました。
そうなるとやはりα7という選択になります。
α7Rを買うだけの予算でレンズが欲しい(笑)
もう一つ考えたのは、レンズの購入です。
今までソニーのカメラを使ってきましたが、正直大したレンズを持っていません。
なので、どちらにしてもレンズは必要ですし、αマウントのレンズを使うためのマウントアダプターも買わなければいけません。
そういう予算を考えるとα7Rとα7の差額をマウントアダプターとレンズに充てた方がいい、と判断しました。
α7でも充分に満足度が高い、未来へ通じるカメラ
何度か撮影しましたが、写真の精度が非常に高い印象です。
レンズの性能が素直に写真に投影される、そんなカメラだと思います。
それだけにいろいろと難しかったりもするのですが、そこは徐々に慣れていきます。
まずは標準レンズに近い画角のレンズを購入することから・・・24-50mm辺りが欲しいなあ。