SNSやTwitter、ブログなどのおかげで個人が言葉を発信する機会が増えました。
特にFacebookのようなSNSは「気軽に」「簡単に」自分の言葉を発信できる媒体です。
そんな中、「言いたいことは分かるけど・・・」と思う書き込みが最近すごく増えてきた気がします。
そして、「言いたいことは分かるけど・・・」の「・・・」にはいくつかの言葉が入ります。
「たとえが悪い」「言葉が悪い」「実際は〜じゃない?」などなど。
この中で言葉の問題を取り上げてみようと思います。なぜならこれがいちばん「もったいない」と感じるから。
書いてることはまあ当たり前のことです。でもたまには振り返った方がいいですよね、当たり前のことも。
言葉のパワーは思っているよりもすごいが、プラスにもマイナスにも作用する
言葉というのはうまく選ぶことで自分の意図していることを数倍、数十倍にして伝えることが出来ます。
それと逆に、自分の意図していることの数分の一、数十分の一にして伝えることも出来ます。
また、書き方次第では自分が意図していることと違う伝わり方をするケースも多々あります。
「日本語は難しい」で片付けてしまうにはもったいない
それを「日本語というのは難しい」と一言で片付けることも出来なくはありません。
しかし、実際は決してそういう事ではないと考えています。
自分が伝えたいことがどうすれば相手に「効果的」かつ「自分の意図している意味を持って伝わるか」、そこを考えて言葉を選ぶ必要があります。
周りの環境と「話し言葉」と「書き言葉」の違い
そして自分の周りに自分の言葉を「汲み取ってくれて」「評価してくれる」人ばかりだとどうしても「言葉足らず」だったり「感情にまかせる言葉」を日常でも平気で使いがちになってしまいます(実は最近、この部分の弊害がとても大きいと感じます、自分自身も含めて)。
更には話し言葉と書き言葉(打ち言葉?)でも与える印象は違います。
話し言葉のつもりできつい言葉を書く人を最近多く見かけますが、読む方にすれば書いた人が考えている以上にきつい印象を受けることも少なくありません。
それを分かっていて、最後に”w”や ”(笑)”を付ける人も増えていますが、和らげる印象になっているか?と言われるとそうでもないことの方が多いです。
そして、きつい言葉の印象が強く植え付けられ、自分が本来伝えたいことや考えていることが伝わりにくい、伝わらないことになりかねません。
書いた文章を見直すことから
まずは書いた文章を一度見直すことから始めましょう。
私がブログを書く時には、緊急性の高い記事以外は書いたすぐには投稿せず、必ず時間を置いて投稿するようにしています。
その間、時間を置いて見直しを何度か行い、それでも投稿後にまた修正することもあります。
Facebookなどに投稿する文章も一度見直すことが多いです。特に長文系。
短文やコメントは書いてポンっということもあり、「あー失敗した〜」と思う事も多々あります・・・・
なので出来るだけ見直すことにしています。
少しでも非があると思ったら謝って訂正し、次へ活かす
後は、アップした後にいろいろと言われたら、非があると思うところは素直に謝ることにしています。
言い訳したい気ももちろんありますし、「そうじゃないんだけどな」と思う事もありますが、なるべく言い訳をせず、そう受け取られる書き方をした自分の力量不足ですので、そこはきちんと認めて次へ活かすように考えます。
自分が読んで不愉快に思うような表現はしない
これは結構大事です。
自分が読んで不愉快に思うような文章は他の人が読んでも不愉快です。そういう表現はしないようにしましょう。
たまにわざとそういう表現をする人もいますが・・・意図してそういう表現をするのは、疑問を投げかける上での一つの文章表現の手法だと思います(いわゆる「炎上商法」もこの手法を採っていると言えます)。
が、これも本質と違う捉えられ方をする可能性もあるので気を付けた方がいいでしょうね。
また、自分自身の立場を勘違いして書いてしまうとこれまた不快感を与えることになります。
この辺はもうさじ加減の問題ですね、難しいです。
とにかく文章を書く、読む、そして掴む
文章というのはたくさんの文章を読んで、表現を学んでいくことでうまくなります。
そして、文章をたくさん書くことでうまくなります。
書く・読むを繰り返していくと、何か掴めます。そうなると少しずつ文章で表現するのが楽しくなってきます。
伝えたいことがある、じゃあまず書いてみよう
なので、伝えたいことがある人はまず書いてみましょう。
一生懸命伝える努力をすることで、自然と文章はうまくなっていきます。
感情的にならず、淡々と、自分の言葉で。
自分への戒めも含め・・・・