電子書籍ブームが一段落して、ほぼ定着した印象の2016年。電子書籍を買ってない人もまだまだ多いのではないでしょうか?
私の場合、ここ2年くらい、技術書を中心に電子書籍へシフトしてきました。
その中で見えてきたメリットとデメリットを少しまとめてみたいと思います。
電子書籍市場規模ってどれくらい?
どこかに記事がないかな〜と探してみたら、ありました。
電子書籍市場規模は今後も順調に拡大 19年度は2,900億円規模へ | 電子書籍 – エコノミックニュース
インプレスグループでIT関連出版メディア事業、およびパートナー出版事業、デジタルメディア&サービス事業を展開するインプレスのシンクタンク部門であるインプレス総合研究所の調査によると2014年度の電子書籍市場規模は前年比35%増の1,266億円、電子雑誌市場規模は前年比88%増の145億円となったという。
書籍の市場規模がだいたい1兆円くらいですので、10%越えくらいにはなってきてる、と見ていいんじゃないでしょうか。
わが家の電子書籍環境
我が家の電子書籍環境・今日現在ですが・・・
・iPad mini Retina
・Nexus 7
・iPhone 6s/iPhone 6Plus
・Mac
・Surface 3 Pro
といった具合で多岐に渡っています。
基本的にはiPad mini RetinaとNexus7でしょうか・・・相方は最近、iMacで見ることが多いみたい。
以前はiPadも使っていたのですが、4thなので少々重たくて今は使っていません。
iPad Air辺りをもし手に入れればどうなるか分かりませんが・・・予定はありません。
メリット:本棚が少なくてすむ
人によっては「本棚いらない」人も出てくるかも知れません。
「電子書籍」というくらいですので物質的な「紙の本」がありません。
なので、本棚に本が増えません。
メリット:持ち運びが楽
タブレットやスマートフォンに電子書籍を入れておけば、たくさんの本が持ち歩けます。
もちろんタブレットなどの容量にもよりますが、それでもかなりの冊数を持ち歩くことが可能です。
また、Dropboxなどに入れておけば、必要に応じて取り出すことも可能です。
私的にはこれがいちばんのメリットですね。
仕事場と自宅で本の共有が容易に可能です。
デメリット:検索が難しい
「検索」については本来であれば電子書籍のメリットになるはずの内容です。
しかし、例えばKindleで販売されている本の中には検索ができないものもあります。
そういう商品には「この商品は固定レイアウトで作成されており・・・・」と商品ページに書かれています。
これら日本の「書籍」類はスキャンによる電子化(電子化の過程は違うかも知れません)が非常に多いです。
なので、検索ができないものが比較的多めです。
また、「目次」からそれぞれのページへ飛ぶことができないものも多いです。
そして、それらは本来「電子書籍化」を進めるべきIT系の出版社の書籍に多いというのが私の印象。
デメリット:紙の本のように数冊開いて置いておくことができない
仕事で本を開くときに、この本のこのページを開いておいて、あっちの本のこのページを参考にして・・・と福数冊の本を開いて置くことがありました。
電子書籍ではそれはできません。やるとすればタブレットを複数台用意するとか、そういう感じになる。
これがアプリ内でできるととても便利なんですよね。
デメリット:開くのが遅い
これは端末の問題もあるかもしれませんが、本のようにパラパラとめくることができません。
なので「この辺にあったよな・・・」とパラパラめくることができません。
また前述した通り、検索機能が使いものにならないので、見たいページに辿り着くのに時間がかかったりもします。
なので、買う本によって電子書籍にするのか考える必要あり
まだまだ使いにくい印象の電子書籍ですが、私の場合、持ち歩けるというメリットがとにかく大きいのでなるべく電子書籍を買うようにしています。
マンガや小説は電子書籍が向いてるかと思いますね、かなり。
持ってるマンガと文庫タイプの小説はできれば全部電子化したいくらいです。
技術書系・・・重さと場所を取らないという意味では向いてます。
が、実際に読むとなるとなかなか難しいですね。できれば紙で欲しいところです。
もしくは端末速度が上がって、サクサク開けるようになれば・・・あとは検索でしょうか。
電子書籍のどこにメリットを見いだすか・・・で買う本は変わってきますね。
私のように便利さが勝つケースもありますので、まだ体験したことがない方はそろそろ検討してもいいかもしれません。