個人のFacebookページなどでは言及していますが、鹿児島県鹿屋市に2020年2月22日(土)にオープンした「esports studio KAGOSHIMA」のコーディネーターを務めています。 エムティ・デザインで行っている業務としては珍しい業務ではないのですが、ほぼ表に出せない契約のため、なかなか言及できないので、これを機にコーディネーター業やアドバイザー業について書いてみたいと思います。 今回は表に出せるお話です(笑)。
「esports studio KAGOSHIMA」の概要
「esports studio KAGOSHIMA」は鹿屋市に初めてオープンする「eスポーツを楽しむための施設」です。 ゲーミングPCを12台設置し、高速回線を2本敷設。 eスポーツが快適にプレイできる環境を準備しています。 12台ありますので、チームでの練習場所としても利用可能。 非常に静かな環境ですので、例えばプロチームの合宿などにも使っていただけるかな、と思います。
なぜ私がコーディネーターを引き受けるに至ったのか
「esports studio KAGOSHIMA」のオーナーは私の中学時代の同級生です。 Facebookで繋がっており、ずっと私の投稿を見てくれていて、それで「ちょっと相談」という感じで話が来たのが最初です。
2018年、今は無き「SG.LAN」(閉店)というeスポーツ施設に一緒に見学に行って、そこで彼の思いを聞き、「じゃあ何か協力できることがあれば」という感じでスタートしました。
「SG.LAN」の見学に関する記事はこちら
【閉鎖】プロe-スポーツチーム「Sengoku Gaming」運営のe-スポーツカフェ「SG.LAN」訪問
当初は「Webサイトを作って欲しい」という依頼から始まり、いろいろと相談を受けている中で2019年7月に「もっと深く関わってくれないか?」という依頼を受けて、全面的なアドバイスや業者選定などを行うようになりました。
今回の施設を作るに当たっての思いを少し。
鹿屋市という場所を考えると、今のタイミングでeスポーツカフェのような施設を立ち上げる、というのは正直リスクの方がかなり大きいです。それは私もオーナーも理解した上で今回立ち上げるに至りました。
立ち上げるに当たり、いくつかのミッションを課しています。
その中の一つが「引きこもりの社会復帰を支援する」ということです。
若い子たちの中に、引きこもりと呼ばれる人たちがいます。 そういう方々が、引きこもるに至った理由はもちろん様々ですが、結果として社会になじめなくなった、ということは共通して言える点かと思います。
社会との関わりが薄いそういう人々の中には一定数、ゲームを通してかろうじて社会との接点を得ている人たちがいます。ゲームやアニメ、漫画の話だと堰を切ったように話し始める人たちがいます。
そういう人たちが交流できる場を、社会との接点を持てる場を作りたい、そして、ここが社会復帰への手助けの場になれば。
オーナーからそういう想いを聞きました。私の周りにも確かにそういう子ども、大人がいます (私も一時期、必要最低限の外出以外はしない、人との接点を極力避ける、引き籠もりに近い状況でした)。
私がeスポーツに注目してきたのは、そういう人たちの社会との接点になり得ると考えた、というのは確かに大きな理由の一つです。
そういうオーナーの想いを聞いて、できることがあれば、とお手伝いすることにしました。
やってきたこと、これからやること
今まで行ったこと、これからやることをざっと書いてみます。
・CIデザイン
ロゴデザイン、名刺デザイン、ステッカーデザインと全ての製作を行いました。
・会員証・配布用利用規約などのデザイン・製作
現在、パンフレット製作中・・・
・Webサイトの製作
・導入マシンの選定
eスポーツカフェですので、ゲーミングPCが必要です。
ただ、スペックが様々、金額も様々なのでなかなか分かりにくい、ということで選定のお手伝いとアドバイスを行いました。
数ヶ月でスペックと価格の関係が大きく変わってしまうので、最終決定はかなりギリギリに行いました。
・その他、機材の選定
主にゲーミングチェアについては私の意向がかなり強く反映されました。
今回、大川市の関家具様のゲーミングブランド「Contieaks(コンティークス)」のゲーミングチェア「アイガー」「ルセル」を導入することにしました。
ぶっちゃけ、完全に私の一目惚れ・・・いや、一度座って惚れました(笑)。
「アイガー」を6脚、「ルセル」を6脚導入します。
・回線の選定
eスポーツカフェですので、回線が命です。
今回はKDDI株式会社に依頼しました。
・ルータの選定
当初はKDDI株式会社にて選定をしていただいたのですが要求スペックのものではなかったので却下。
最終的に私が選定したものをKDDI側に確認、こちらが提示した仕様と改めて照らし合わせてもらい、採用されました。
・その他、全般的なアドバイス
という感じでしょうか。
内装とか外装など以外は全体的にアドバイスしている感じです。
また、オープン後の企画、動かしていく中での問題点などについても引き続きアドバイスしつつ、一緒に考えていきます。
コーディネーター/アドバイザー業について
当方、今でこそWebサイト構築などをメインの業務としていますが、プログラマであり、ネットワークエンジニアであり、サーバエンジニアであり、デザイナーであり、企画屋でもあります。
20代からの人脈がまだそこそこ活きていたりもして、また過去にはテレビ・ラジオ・雑誌などいくつかのメディアの企画に関わったりもしていたので、広告やライティングなどに関するノウハウも多少は。
そういう中で溜め込んできた知見を求められることが増えてきた、ということが、コーディネーターやアドバイザーとしての仕事に繋がってきました。
4年前くらいまではまあボランティアじゃないですが、無償に近い形でのアドバイスが多かったのですが、だんだん報酬が発生するケースも増えてきて、少しずつですがお仕事になってきたのかな、と思っています。
フリーランスのデザイナーやデザイン会社へのアドバイスというのも行っており、特にグラフィックデザイナーがWebの世界に飛び込みたい、という時に相談されることが多いです。
また、最近多いのは、IT化が進んでいない企業様から社内の情報管理や社外とのやり取りの効率化について相談されることでしょうか。その場合は基本的にはチャットワークとかMS Teamなどを薦めていますが・・・
なので、今までは消極的だった「コーディネーター」「アドバイザー」というものを積極的に、ではないですが、今までよりは受けていくつもりです。
「積極的に、ではない」というのは、この手のお仕事だと一般的にはセミナーを開いて集客して・・・という流れが多いのですが、そういう流れは当面取るつもりはない、ということです。
あくまで今まで通りの「クチコミ」ではないですが、まあ何かのきっかけでお知り合いになった方からであったり、本サイトの「お問い合わせ」からご連絡頂いたら・・・という感じです。
よろしければご相談ください。
というわけで、esports studio KAGOSHIMA、よろしくお願い致します。
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