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Mac OSからWindowsへの業務移行を行って約1年の感想などなど

ちょうど1年前くらいに仕事場の環境をMacからWindowsへ移行し始めました。
自宅ではほぼWindowsな環境になっていたので、まあチャレンジではあったけど、思ってたよりもスムーズに移行できたのでは、と思います。
1年なので、振り返りも兼ねて、また、MacからWindowsへ製作環境の移行を考えている方へ向けて何かしら参考になれば、と思いつつ、書いてみます。

どこから書こうかな、と思ったのですが、まずはこれから。

MacOSから移行しようと思ったきっかけ

きっかけはいくつかあるのですが、まずはeスポーツに興味を持ったこと、ですかね。
もう4年くらい前になります。eスポーツに興味を持って、当初はMacでいろいろとやってたのですが、やはりWindowsマシンが必要と思い、2017年1月にWindowsノートであるRazer Bladeを購入。

MacBookProからの乗り換え候補No.1 ?! Razer Bladeを購入したのでファーストインプレッション

ノートPCにしては当時かなりの高スペックだったのですが、やはり限界があります。
で、時期的にMacBookPro含め、Macが高騰してきたタイミングでもあり、MacOSが不安定になってきた時期でもあります。

で、Razer Bladeを買った約1年後、2017年末、自宅用にパソコン工房のショップブランドデスクトップを購入。

それからゴチャゴチャと自宅でWindowsを使い続けるうちにMacOSはアップデートの度に不具合が起きるようになり、価格も高騰を続け、コストパフォーマンスがだんだんと悪くなっていきます。

で、何となく仕事でもWindowsでよくね?と思っていたのですが、Macの場合はUNIX系の諸々がスムーズに動作する、というアドバンテージがあって、なかなかWindowsを仕事のメインに、というところには踏み出せずにいました。
が、そこで「WSL2」に関する発表が2019年の夏前に行われ、これが決定打となり、仕事場にWindowsマシンを導入することになりました。
(デザイナーと言いながら、どうしてもエンジニア的な仕事もあるので、こういう時の基準はエンジニア的な判断が優先されます・・・・)

仕事場で使ってるWindowsマシンのスペックは?

仕事場で現在使用しているWindowsマシンは下記スペックです。

CPU : Intel Core i7 8700K
M/B : ASRock Z390 Extreme 4
Graphic : ASUS RX5700XT-8G (Radeon 5700XT)
Memory : 32GB
Disk : M.2 SSD 512GB + M.2 SSD 1TB + HDD 3TB
etc : Windows Hello対応指紋認証
Keyboard : Logicool G910 (近々変更予定)
Mouse : SteelSeries RIVAL 500

i7 8000番台はちょっと古いですので、ソフトウェアによっては既に反応が悪かったり、重かったりしてます(特にIllustrator・・・)。
今年末~来年始めには何かしら変更予定です(今のところ、Ryzenが候補)。

モニタは最近2枚構成にしました。
AcerのWQHDとLGの4Kです。
(型番はLGのモニタが初期不良のため返品なので、次が届いたら書きます)

モニタ2枚なので、モニタアームを使ってます。


1つはこちら。設置も簡単、調整も簡単、さすがです。

で、もう一つはこちら。


何かの時に買っていたのが出て来たので使ってます。
これはこれで丈夫で使いやすい、アリです。

実際に使い始めての感想とか

業務でWindowsOSを使うのは10年ぶりなので多少の不安はありました、正直。
一応、確定申告とかはWindowsマシンを使っていたのと、自宅でプライベートでWindows10をしばらく使ったので、思ったよりも慣れるのは早くて、意外と違和感なく移行できました。

ソフトウェアのデザインなどはどうしてもMacOSの方が優れているものが多く、そういう意味ではガッカリするところも多いのですが、まあ割り切って使えばさほど問題はないことの方が多いです(どうしても許せないデザインとかインターフェイスのソフトもありますが・・・)。

いわゆるフリーソフトの選択肢が増えたことは結構大きなメリットかな、と思います。
まだその辺りの感覚がMacの頃から抜け切れてないのですが、徐々に抜け始めているのでもう少しするともっと恩恵を受けられるのかな、と。

Adobe製品がCreative Cloudのおかげでほぼそのまま動作するのも移行の大きな手助けになりました。
フォントが「Adobe Font」でほぼ事足りるのも移行の決め手の大きな一つです。
まあフォントは買わざるを得ない面もあるので、いくつか購入しているのですが、常にハイブリッド版を買うようにしていたので、そういう点も移行の手助けになりました。

他にも使用していたソフトウェアの多くがWin/Mac両方提供されていて、1ライセンスでどちらも使用できるものが多かったのもよかったかな、と。

なので、業務にはあまり支障がない状態を早くから作ることが出来ています。

ハードウェア的には、やはりパーツ毎のアップデートが出来るのが本当に大きなメリットです。
メモリを増やす、SSD/HDDを増やす、グラフィックカードを入れ替える・・・・予算が分散できるので、これは助かります。
また、Macよりも低い予算でスペックの高いマシンを揃えることが出来るのも大きいですね。
特にフリーランスはどれだけ仕事の効率を上げつつ、投資を抑えるか、でクライアントの負担が変わります。高い機材で製作するのもいいですが、それがクライアントの負担に直結します。
制作物のクオリティがさほど変わらなければ、機材の負担を抑えていくことが恐らくこれからのフリーランスの一つの大きな課題になります。
そういう意味では、見積金額をそこまで上げることなく、長くサービスを提供していくためにWindowsを選んだ、と言っても過言ではありません。
(それ以外のコストは上がっていってるので、どうしても上げざるを得ない部分はあります、はい・・・)

データについてはフォントさえ共通のフォントを使っていれば、問題なく移行可能です。
Excelのデータは多少調整が必要なケースもありましたが、Office 365のアップデートによるもののような気もします。
Photoshop/Illustrator/InDesignはフォントさえ解決していれば、レイアウトの崩れなどもなく移行できています。
Lightroom Classicはフォルダ構成が変わったため、ライブラリは作り直しました。

結論としては慣れるのも早くて安定度も高い、業務に大きな支障は出てないまま約1年、というところでしょうか。
ハード的にもソフト的にも出来る事が多いので、何かやろうとしてブルースクリーンとかいうことはあります、はい・・・
でも、普通に使っている分には全然安定してますし、問題は特にありません。

ただ、Windowsになったことで、出来る事は増えているはずなのに、まだ感覚が追い付いてないのが少々残念。私のスキルの問題ですが・・・
やっと最近、ACID PROとSound Forgeを購入してみたところです。この辺りも使い倒していきたい。

というわけで、もうMacOSに戻る気がなくなってきたので、記事をまとめてみました。
もしデザイン業やWeb製作業でMacOSからWindowsへの移行を考えている方がいらっしゃれば遠慮なくご相談ください。

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