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α7IIIに見る、恐ろしいレベルで進化するミラーレス一眼カメラ

ニコンとキヤノンがやっとフルサイズのミラーレス一眼をリリース、ということでカメラ業界は盛り上がってます。
そんな中、このタイミングでソニーのα7IIIを購入しました。 ファーストインプレッション含め、ちょっと思う事を。 今までのメイン機は「α7」でした。 これを購入したのが 2014年5月、発売されたのは2013年11月ですので、発売されて半年後の購入でした。 それから4年とちょっと。 購入したのは「α7III」。こちら、発売されたのが2018年3月ですので、こちらも発売されて約半年後の購入です。

あまり不満がなかったα7と検討していたDSC-RX100シリーズ

正直なところ、α7(以下、初代)にはさほど不満はありませんでした。
まあこのまま、あと2年くらい、次の「α7IV」がリリースされるまではこれでもいいかな、と思ってました。 サイズはそこそこコンパクトだし、写りもまずまず。
ただ、何というか、決め手に欠けるところがあるのは否めず。 実際問題として、私の手元にはフルサイズ Eマウントでまともに使える標準ズームのレンズはいわゆるキットレンズしかなく、あとはツァイス 55mm。 その他のレンズはいわゆるオールドレンズと呼ばれるもので、マウントアダプターを介して使うレンズばかり。
それでも遊びで撮る分にはあまり不満がなく、それなりに満足もしていました。
もちろん、ボディ内手振れ補正はα7IIからなので、初代にはありません。なので、結構手振れしてましたけど、それでもまあ楽しく撮ってました。

まあ、要するに「いい環境を知らないから満足できてた」ということですね(苦笑)。
そうこうしてると、東京にカメラを持っていく機会が増えてきました。
そうなるとだんだん、カメラのサイズと写りのバランスが気になり始めます。 確かに一眼としてはコンパクト、だけど、それでも大きいし重い。

もういっそのこと、DSC-RX100シリーズにしようか、とも思いました。 相方がα7IIを持っていて、5D mkIIもまだ手元にある状態、α7をDSC-RX100M5くらいにしてもさほど困らないかな。
価格とかスペックとか、かなりガッツリ検討をして、だいたいの機種が決まり、あとは買うタイミング・・・ そう思って、少しの時間が経ちました。

突然降ってきた撮影のお話

ある日、突然撮影依頼がありました。 内容がちょっとうちの機材では難しかったのと、被写体が少々特殊・・・・なので、要件に合致すると思われた友人のカメラマンに依頼。 サブとして私たちも撮影させてもらうことに。
この時の撮影がかなりショックというか、まあ機材揃えないとどうにもならないよね、というのを実体験として思い知らされました。

それで、α7IIIを購入

ということがありつつ・・・・ やはり展示会での撮影や物撮りなども含め、これからの仕事のことを考えた場合、自分が納得するクオリティを保つには自分で多少は撮影できる状態にしておく必要がある、と考えました。
そして、それなりのクラスのカメラを持っておく必要がある、とも思いました。 で、買うならα7IIIかな、と(R3までは不要)思って調べてみたら・・・・いやいや、1ヶ月半待ちってさ・・・・ 数日後には東京に行く予定だったので、東京で中古でも探そうか、と思っていたところ、突然とあるショップに在庫があるという情報が! もうこれは「買え」ということだな、と思って、かなり覚悟して買いました。
レンズキットだったので27万・・・・カメラに掛ける金額としては初めての額ですね・・・

とりあえず、α7IIIの感想を

初代がリリースされて4年4ヶ月後にリリースされたのがα7III。約4年の進化はなかなかショックです。
画素数は2,420万画素、初代と変わりません。
いちばん大きいのはボディ内手振れ補正でしょうか。α7IIから搭載されていますが、私は初めてなのでかなりショックを受けました。
AFもなかなかシャレにならない感じ、「693点の像面位相差AF」ってα9と一緒じゃないの? まだ使えてないけど、α9とかα7R3で話題の「瞳AF」にも対応しています。

実は既にこのサイトでもα7IIIで撮った写真はアップしています。
まだ使い始めでいまひとつ使いこなせてませんが、それでもこのカメラのポテンシャルの高さは感じることが出来ます。
なんというか、カメラの面白さを再認識できる、そんなカメラです。
1枚撮影する毎に驚きがあります、今のところ(多分、慣れるまでとは思いますが・・・)。
私の友人は「可愛げがない」と表現しましたが、まさに「可愛げのないカメラ」です。 比較的なんでもそつなく撮れちゃう。いいレンズを付けたらその分だけいい絵が撮れちゃう。
こうなるともう後は画角の取り方とか、そういうセンスの話にしかなりませんよね。
つい先日も打ち合わせにα7IIIをぶら下げて行って、打ち合わせの中で「あそこの写真、撮ってもらえばよかった」という話になったので「ちょっと撮りましょうか?」と三脚なしでサックリ撮った写真がそのままWebに使えました。
いやもうマジで打ち合わせに必ず持っていってその場でちょっと撮る、というのが出来るなー、と。

後はもう少し望遠効くレンズとマクロが効く単焦点があれば、私の守備範囲であればある程度賄えるかも。

「そこそこいい写真は誰でも撮れる」まさにそんな時代になってきた、そんな印象です。 値段はまあまあしますが、α7III、かなりオススメです。

最近の値下がりを見ると、α7R3もいいですね、今なら(2018/10/17現在)キャッシュバックあるし。

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