iPad Proを買い換えて、以前より利用頻度が非常に高くなっています。
そんな状況なので、電子書籍を買う機会も読む機会も以前より格段に増えています。
ただ、問題も出て来たのでその辺りをちょっと書いてみたいと思います。解決もしてるのでその解決案も一緒に。
まずはちょっとした解説を・・・
「紙の本より電子書籍」という気持ちが以前より強くなってきた
前のモデルのiPad Proでも比較的電子書籍は読んでいたのですが、ページ送りなどの際、まだ少しストレスを感じることがありました。
2018秋モデルを買ってみると、もうそんなストレスはほぼゼロ、というところまで来た感があります。
そうなると、いよいよ「紙の本より電子書籍」という思いが強くなってきました。
それでもまだ紙の本を買う理由はあるのですが・・・
特に技術書に関しては、もう電子書籍でいいかな、と思うようになりました。
一部の電子書籍販売サイトでは”epub”形式での配布が増えてきた
電子書籍というと、販売サイトの独自形式以外であれば一般的には”PDF”形式なのですが、昨年かな、一昨年かな、くらいから”epub”での販売が増えてきました。
特に私がよく利用する「技術評論社」の技術書は”epub”がだんだん増えてきて、昨年後半にはいよいよ「Web+DB Press」が”epub”と”PDF”形式の両方でダウンロード出来るようになりました。
なので、これからは恐らく”epub”形式での販売が増えてくるような気がしています。
「i文庫HD」の機能アップデートが見込めない
「iPadでの電子書籍リーダーと言えば i文庫HD」と昔は言われていました。私もずーっとi文庫HDを使ってきました。
ただ、このi文庫HD、2014年にドワンゴへ事業譲渡されてから、機能アップデートがほぼ止まった状態です。
その後のアップデートは新機種対応と不具合の修正。
epub対応などがあれば使い続けるのですが、それが見込めそうにない。
という事情により、新たに電子書籍リーダーを探すことにしました。
電子書籍リーダーに求める要件
私が電子書籍リーダーを探すに当たって求めた要件は以下の通りです。
・インターフェイスが分かりやすくて見た目がよい
・本棚形式(本の表紙が並んでいる)で本の視認性が高い
・登録した本の整理ができる
・”PDF”はもちろん、”epub”形式のファイルが読み込める
まずはインターフェイスですね。
読む気になる画面でないとちょっと・・・
インターフェイスを気にしなければ候補になるのは今までもいくつかありました。
本棚形式で本の表紙が並ぶ、というのは結構引けないところで、あくまで電子書籍リーダーなので「ただのデータ」として扱いたくない、という気持ちと、あとは単純に本の表紙が見えていた方が視認性が高い、という理由です。
本の整理は言わずもがな。整理が出来ないと無理です。
後はデータ形式、これも今後のことを考えると”epub”形式が読めるというのは必須条件の1つですね。
この条件から出て来たのは紀伊國屋書店のオフィシャルリーダーアプリ “Kinoppy”
というわけで、いろいろと比較した結果、とりあえず使ってみることにしたのは紀伊國屋書店の電子書籍リーダー “Kinoppy”です。
iOS版はこちら
[appbox appstore 434562274]
Androdi版はこちら
[appbox googleplay jp.co.infocity.ebook]
まず、先に挙げた条件は私的には全て満たされている印象でした。
それ以外によかったのは
複数端末での同期機能
紀伊國屋書店から購入した電子書籍が同一アカウントでログインした端末であれば同期される、というのは当たり前の機能です。
Kinoppyが他と違うのは、自炊したものやPDF/epub形式で登録した電子書籍も「表紙のみ」ですが、各端末に同期されます。
つまり、所有している電子書籍に限って言えば、全てを”Kinoppy”上に登録しておけば、持ってる書籍をどの端末でも把握することが出来ます。
棚毎に名前が付けられる
本棚の切り替えができるのはもちろんですが、1つの本棚にある「棚」それぞれに名前が付けられる、というのがちょっと面白いです。
それぞれの本棚ページには「棚」があります。
「棚」は横スクロールが出来て、1つの棚には結構な数の本が登録出来ます。
その棚毎に名前が付けられます。
後デスクリーンショットをアップしますが、これ、なかなか面白いです。
アプリ上から電子書籍の購入が可能
これはまあ私にとっては付随機能でしかないのですが、やはりアプリ上で購入できるというのは大きいかも知れません。
実は結構ポイントを失効しているので(苦笑)、ここで購入してポイント失効しないようにしたいな・・・と。
個人的な不満としては、提携サービスの少なさ
連携出来る外部サービスが「Dropbox」のみ、という点。
「Dropbox」は課金してないので容量が少ないんですよね・・・
NASというか、WebDAVが使えるとかなり汎用性上がると思うのですが。
まあ、iOS版であれば、Macと接続してiTunes経由でデータの転送が出来ますので、Dropbox使えなくてもさほど支障はありません。
肝心の画面などは
肝心の画面を見ていただきます、ってヘッダに載ってますけどね・・・・
技術評論社から発刊されている「Software Design」を毎月と、隔月刊の「Web+DB Press」を買っているので、その棚を。
各棚の本が載っている板っぽいところに”SoftwareDesign 2018″などと書いてあります。これが「棚の名前」です。
本棚はどうやって選ぶのか?というと、画面左下の「メニュー」を選ぶと左側にメニューが表示されます(下図)。
そのメニューの中に本棚の名前があります。それをクリックすることで本棚の切り替えが可能です。
結構、至れり尽くせり
と、かなり至れり尽くせりな”Kinoppy”です。
速度も申し分なく、サクサク動きます。
しばらく使っていって、紀伊國屋書店ストアで電子書籍を買ったりしてみたいと思います。
本を自分で電子書籍化したい人はこちらから。