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企業の競争相手が個人になる時代はとっくに来ている / LingrとRejawサービス終了に寄せて

LingrとRejawサービス終了のお知らせ
ここんとこ、何か知らないけどバタバタして、ネット回る暇がなく、ようやく今頃見付けました。
シリコンバレーと日本の片田舎じゃ環境も違うし、人材も違うし、かかる費用が違うのは理解していますよ。
それにしても、正直なところ、経費かけすぎな感があります。

どの程度のサービスだったのか、現在のサイトを見ても新規登録すら出来ないのでなんともですが、サーバ30台もまわす必要があるようなサービスだったのでしょうか。
ご本人も反省しているようですが、恐らくサーバに随時適切なチューニングを施すことで年間50万程度のコストで済んだような気がします。
非常に危機感が薄いのかもしれませんね。
—- 引用
それで、上記のようなもろもろで何を言いたかったかというと、この分野では「企業の競争相手が個人になる時代は目の前まで来ている」ということです。
引用ここまで —-
との事ですが、とっくにそういう時代になっています。
Webサイト構築にしても、Webサービス構築にしても、企業で行う意味が非常に薄くなってきています。
サーバにしても個人で準備しようと思えば、年間120,000円程度のコストで1台占有で借りることが出来ます。海外まで選択肢に入れると、Core2Quad / メモリ8GB / HDD 700GB / 100Mbps回線のサーバが14,000円/月程度で借りることが出来ます。
これを複数台借りて、OpenVZでヴァーチャルサーバでも組んでしまえばそれなりのことが出来ます。
元々、個人の開発力というものは素晴らしく高いもので、チームで開発することによるプラス面もありますが、規模によってはマイナス面しか出ない場合も多々あります。
提供されていたシステムを外側から見た感じでは、恐らくチームで開発するレベルのものではないと感じています。個人でチマチマ開発していく、そういう性質のものでしょう。
私から見ると恐ろしいくらい潤沢な環境でいったい何を作ってるんだ?と。
それで落ち込まれてもねぇ・・・贅沢としか言えない。

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