現在、Mac OS Xは「かわせみ」、Windowsは「google日本語入力」を使用しています。
コンピュータ歴がそれなりに長い(初めて買ったMSXから数えると既に25年・・・おぅっ)ので、MS-DOSの時代どころか、MSX-DOSやN88-Basicも知ってるわけです。
その頃、とにかく悩まされるのは日本語入力。というか日本語入力がほとんど出来なかった当時、初めて画面で漢字を見た時は本当に感動した覚えがあります。
そんな時代からコンピュータを触っていますので、たくさんの日本語入力システム・・・当時はFEP(フェップ、とか、エフイーピー)と呼んでいましたが・・・にも触れてきました。
最近までMacでも使っていたATOKはかなり昔からありました。一太郎Ver.3に添付されていたATOK6はかなり使い倒し、当時私が開発していたアプリケーションのほとんどがATOKの自動呼び出しに対応していました。それからATOK7/8がそれぞれ発売されましたが、ATOK6の影響はずっと続き、7TO6.EXE / 8TO6.EXEというプログラムをジャストシステムが作らざるを得ないほどでした。
しかし、当時からひねくれ者だった私は途中からATOKを使うのを辞めました。その後、「松茸」や「EGBridge」「VJE-β」「KATANA」などを経て、「DFJ」というソフトに出会いました。これはデービーソフトという会社が発売した「P1.EXE(ピーワン・エグゼ)」というワープロソフトに添付されていたFEPです。実はこの「P1.EXE」というワープロソフトも非常に使い勝手がよく、「一太郎なんか使えねぇ」と思った記憶があります(実は今でも所有しているのでPC-98×1があれば動かせます)。
その後、使い始めたのは「WXII(ダブルエックスツー)」です。
このソフトはエーアイソフトが開発したFEPで、とにかくユーザーの意見をガンガン取り入れて開発されました。その中でもカスタマイズ機能は衝撃的で、キーのフルカスタマイズはもちろん、オリジナル辞書の作成も非常に容易だった記憶があります(最終的にはMicrosoftに売却され、Microsoft-IMEの礎となってしまいます)。
その後、基本的には「WX」シリーズを使い続けていましたが、あるタイミングでVJE-DELTAに乗り換えました。
確か、WXシリーズが本当に「どうしようもない」アップデートを繰り返し、使い物にならなくなったからじゃないか?と。
その頃には既に選択肢が少なくなってきていました。
それからATOKへ舞い戻り、しばらくはATOKを使い続けていたわけです。
ただ、ATOKが気に入っていたわけではなく、選択肢があまりになくて、仕方なくATOKを使っていました。
最近になって、Mac OS Xには「かわせみ」が登場し、googleが日本語入力システムを開発、少しだけですが、選択肢が増えました。
日本語を扱う以上、実はすごく大切な日本語FEP。出来ればもう少し種類が出てきて欲しいところです。
フリーのSKKなどもありますので、その辺も試してみようかとは思っています。