wp18th

WordPress 18周年、おめでとうございます! WordPressに触れて15年、これまでとこれからについて

WordPressが昨日で18周年とのこと。おめでとうございます!
そして、私がWordPressを業務で使い始めて15年になります。
何となく、節目な気がするので、ちょっとだけ、これまでとこれからについて。

WordPressというCMSと出会ったのは2005年のことでした。
その時はまだまだ「業務で使える状態ではなかった」というのが実際のところで、私も趣味で触れる程度でした。

それまでは、自分で開発したCMSモドキ(メールでブログを書くシステム)や、MovableTypeNucleus CMSを使ってサイト更新の仕組みを作っていました。
まだ「ブログ」という言葉が一般化してない2000年にはメール更新システムを開発し、当時所属していた会社のクライアント数社に提供していました。
携帯電話のメールでお知らせや日記(当時はブログとは言ってなかった)の更新が出来ることが非常に好評で、特に社員が少なくて社長自らサイトを管理するような会社ではとても重宝されました。

Nucleus CMSでのサイト構築に限界を感じつつあった頃、WordPressの名前を知り、興味を持ちます。
2005年当時、個人サイトに組み込んでみようと使ってみたのですが、機能面などで業務で使用するにはまだ難しく、それでも個人サイトで使っていました。何かしら可能性を感じていたんだと思います。

2005年末、WordPressに結構大きめのアップデートが入って、その後、何度か修正が行われたタイミングで業務に投入。当時所属していた会社の人たちはまだ「WordPressって何?」という感じだったと思います。
それからあれよあれよという間に世界中で使われるようになり、今に至ります。

私のWordPressでのサイト構築に関する強み

私の場合、WordPressを使い始めるのには全く抵抗がなく、また、独自テーマの製作も全く苦がありませんでした。
それが私のWordPressサイト構築の強みでもあり、Webサイト構築での強みでもあります。

元々、プログラマが私のキャリアのスタートで、その後、デザイン、Linuxサーバの構築や管理、ネットワークの設計・構築・管理、Webアプリケーション開発、Webサイト製作を全て業務として行ってきました。
趣味と違い、業務で行っているので、それなりに高い水準のスキルが求められますし、自分自身に求めてきました。

ですので、WordPressを扱う上で必要になってくる要素は全て経験した上でWordPressを使い始めたので、抵抗なく、比較的容易に使いこなすことができました。

今でこそサーバはいわゆるホスティング会社のサーバを主に使っていますが、自分で構築したサーバ上にもいくつかサイトを置いていますし、緊急用にサーバを構築して運用しています。そういったサーバの管理は自分で行っています。

何かトラブルが起きたときの対応は早い方です。たくさんのサイトを管理しているため、障害に対するノウハウがあるので対処の仕方も理解しています。
いわゆる技術屋としての強みがそのままWordPressやサイト構築の強みになっている、と思っていただければ。

WordPressでのサイト構築の現在とこれからのサイト構築

WordPressは普及しすぎました。
そのため、脆弱性を突く攻撃の量は非常に多く、質もどんどん上がっています。
私のような、ネットワークやサーバ・システムのことをそれなりに理解しているエンジニアでも防ぐのが難しい攻撃も増えてきています。

MacよりもWindowsが狙われるように、ユーザが多いプラットフォームをクラッカーは狙います。
WordPressのシェアが6割とも7割とも言われている状況、これからもっと狙われます。

もちろん、WordPressを使っている以上、クラッキング対策は今後もしっかりと続けていきますし、対策がしっかりと取れるサーバを選んでいきます。

ノーコード/ローコードへの取り組み

現在、当方ではWordPressにElementorというプラグインを組み合わせてサイト構築を行っています。
Elementorは「WordPressをノーコード化するプラグイン」の一種です。
最近ではBlock Editorがその役割に当たるのですが、Elementorの歴史はもっと古いです。

Elementorの導入に踏み切った大きな理由としては、やはりサイト構築にかかるコストを落とす、ということでした。
当方のクライアントは中小企業が多いです。というか、中小企業専門でサイト構築を行っています。
そういう企業がサイト構築に使える予算は非常に限られます。
その予算内で「レスポンシブ対応」「見た目のいいサイト」などの要望を叶えるためには製作コストを落としていくことは必然です。

そうやってElementorを中心にしたサイト構築に切り替えて1年以上になりますが、結論から言えば、思ったよりコストがかかっているのが現状です。
これ、多分、私だからコストがかかってるというのが実際だと思います。一般的にはコストが下がります。
私の場合、コード書いた方が早いんですよね、どうやら・・・(苦笑)。

Elementorはとても素晴らしいプラグインで、更にそのオプションプラグインまで考えると大概のことは「コードを書かずに」出来るようになります。スマートフォン対応もGUIで容易にできますので、コードを書くのが苦手な人は導入を検討されるといいかと思いますし、今後、本サイトでも紹介などを書いていく予定です。

今後のサイト構築について

WordPressでのサイト構築については、クライアント側へブログを書いていただくところについてはしばらく続けます。
構築の手法については現在のElementorを核にした構築については2021年一杯で一旦ストップして、違う手法での構築を検討しています。既に目処は立っていて、試験を続けていく段階です。

後は数年前から考えている「脱WordPress」について、本格的に動きます。
既に手法は決まっていて、どういうツールを使って、どういう言語を使って、どういう形で構築するかを実験している最中です。今までは行ってなかった「純HTML/CSS」でのサイト構築についても今後は行っていきます。
ただ、100%WordPressを辞める、というのは難しいと思いますので、ケースバイケースで対応することになるでしょう。

新しい手法についてはそれぞれ、まずエムティ・デザインで管理しているいずれかのサイトに試験的に導入して、2022年から業務投入、というイメージで進めています。

変わりゆくWeb/ネット環境に適応していく。そして新しい事にも取り組んでいく。

Webサイトを取り巻く環境はどんどん変わってきました。
これからもっと変わっていくように思います。

エムティ・デザインは一人親方のとても小さなWeb製作事務所ですが、技術力と長年培ってきた目を武器に、変わりゆくWeb環境やインターネット環境に今後も適応を続けていきます。

そんな中、現在取り組んでいるのが「動画」と「VR」。
「動画」についてはいろんなところが既に取り組んでいて、今更感もありますが、なかなか効果が上がりにくい分野です。それぞれの企業らしさを出しつつ、閲覧されるコンテンツをどうやって作っていくのか、アドバイスをしていきます。

もう一つ、今後、VR(バーチャルリアリティ)が急速に普及していく予感がしています。
エンターテイメントとしてはもちろん、コロナ渦でリアルなイベントが出来なくなり、VR内でのイベントがいくつも行われるようになりました。課題は多いですが、成果も多く、VRに対するポテンシャルの高さを感じています。

今後、広がりが予想されるVRの中で中小企業がどうやってプロモーションをしていくべきか、を考え、実験をしています。

まだまだ、気になっている分野のことなどはありますが、その辺りはおいおいご紹介します。

と言いつつ、後継者も探しています

私もそろそろ年齢的にいろいろと考えないといけない時期になってきまして。
一度、募集したけど取りやめた後継者をそろそろ真剣に探そうかな、と思っています。

まだ大々的に募集はしないですが、頭のどこかには常にありますので、何となく気になる方はお問い合わせやTwitterのメッセージなどでご連絡ください。
この件はこちらもまだまだ気分で変わったりしますが、お返事はしますので。
いやマジで難しいんですよね、この問題・・・

というわけで、サイト製作やリニューアルのご依頼、アドバイザーやメンターとしてのご依頼、動画配信や企画など、お問い合わせくださいませ。

Share this post