いきなり、Webサイト製作会社としてはあり得ない言葉から始まりました、2023年。
でも、2023年はこういった視点が大事になってくるような気がしています。
なぜこういう視点が必要なのか?というところから、自分の思考を整理しながら書いてみたいと思います。どうぞお付き合いください。
こういうことを考えたきっかけ
まずは、なぜこういうことを考えるようになったのか、そのきっかけから。
というか、元々私たちは「Webサイトがいらない会社もあるよね」ということは結構あちこちで話しています。
いわゆる、常連さんだけで成り立ってるような会社だったり、サイトがなくても回ってるような事業主さんはWebサイトは不要だと考えています。
ただ、今回はもう少し広いイメージで考えています。
そのきっかけは私自身のネットへの接し方の変化でした。
前はGoogleで検索して、得る情報が非常に多く、ヒマさえあれば「ググる」という感じでした。
最近はTwitterやInstagramなどのいわゆるSNSから得る情報が増えてきました、というか、ほとんどがSNS経由の情報になっています。
正確にはSNSが起点になって、そこで追いきれない情報を検索で得る、という流れが増えています。
ランチや食事をするお店を探すときは食べログや一休レストラン、ホテルを探すには一休.comや楽天トラベル・・・検索する機会は随分減りました。
Google経由で何かを見る機会は大幅に減っています。
(それでも私は検索に頼ることも多いのですが・・・)
私ですらこうですので、他の方は余計検索に頼らない生活になっているのかも・・・
ということは、Webサイトに辿り着く導線って、どうなるんだろう?と考えたのがきっかけです。
Webサイトが不要”かもしれない”ケース
少しだけ既に書きましたが、そう考えた時にWebサイトがいらないケースって何だろう?と考えました。
いちばん分かりやすく言えば「Webサイトがなくても集客ができている場合」でしょうか。
恐らくいちばん多いのは、SNS経由でGoogleビジネスプロフィールに誘導するようなパターンでしょうか。このケース、飲食店や個人店に多いかも知れません。
または完全に地域密着型で、新聞折込や地域密着の情報誌などで集客しているパターンです。
前述した、常連さんだけで成り立っているようなところも不要ですよね。
こういうところは特別な事情がない限り、Webサイトを無理して製作する必要はない、と考えています。
特に地域密着型の商売をされているのであれば、WebサイトよりはSNSに力を入れる方がいいかと。
地元の方々をフォローして(もちろんフォローバック待ちのフォローです)、地元の人に向けた情報をバンバン発信していく方が直接的な顧客獲得に繋がります。
Instagramを活用するのも今ではかなり当たり前になってきました。
SNSはそれぞれの特性を見定めた上で、特性に合った情報を特性に合った形で出していく必要があります。そうすることで効果をいくらでも高めることが可能です。
以前、こういう記事を書いていますので参考になれば。
古めの記事なのでTwitterとFacebookにしか言及してないですが・・・近々、InstagramやTikTokなどを加えた形でリライトする予定です。
地方の飲食店は地元密着のところが多いでしょうから、そういうところは無理してサイトを作るよりもその予算を別のところに回した方がいいかもしれませんね。
私たちがオススメしているWebサイトの活用法
私たちが常々オススメしているWebサイトの活用法は「最終的な情報を見に来る場所としてのWebサイト」です。
SNSでの情報発信はとても大事ですが、SNSはあくまでWebサイトへ誘導するための導線として活用。
最終的にはサイトへ引っ張ってきて、サイトで成約やお問い合わせに繋げる、という流れを作ることが最終的な集客や売上げへ繋がります。
例えば飲食店であれば、SNSにアップした料理の写真で興味を惹いて、「他にどんなメニューがあるんだろう?」というところで更にSNSを閲覧してもらい、「どんなお店だろう?」というところからWebサイトへ誘導する。
SNSで会社やお店に興味を持ってもらい、更に情報が欲しい人のためにWebサイトへ誘導する、という流れが大事です。
と、考えると、出来るだけWebサイトは作った方がいい、ということになりますよね(笑)。
プロモーションは様々な角度から様々な可能性を考えて
ただ、こういう流れでサイトへ誘導するのであれば、サイトにはかなり力を入れる必要があります。
それだけの労力や費用をかけられるのであればサイトを作る意味はあります。
が、労力や費用をかけられないのであれば、SNSを使った集客を考える方がもしかすると近道かも知れません。ローカルビジネスかつ顧客層を考えた時、もしかするとSNSなどを使うよりも新聞折込を使ったり、フリーペーパーへ広告を出した方が集客に繋がるかも知れません。
また、テレビやラジオを使う方が効率的かもしれませんが、マスメディアを使う場合はその効果が一過性で終わらないような施策が必要になります。
という具合に、今の時代、ネットに限らず、様々なプロモーションの手法があり、それらをうまく選択することで効率的に集客する時代になっています。
自分のビジネスをどういう方向に持っていきたいのか、どういう層へのアプローチが効果的なのか、をしっかりと分析し、その上でWebサイトを製作するのか、製作するならどういうサイトにするのか、製作せずにSNSを使う方がいいのか、などを考えていきましょう。
エムティ・デザインでは、そういったプロモーションに関する分析や企画なども行っています。
様々な角度から様々な施策を練り、どういう流れでプロモーションをしていくのかを一緒に考えていきます。