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情報発信ツールで情報の発信が出来る「広さ」について

先日、Facebookについてまとめた3本の記事の中で
「要はFacebook、Twitter、Webサイト/ブログ、メールというのはそれぞれ情報発信出来る「広さ」が異なります。その違いをしっかり認識することでうまく使い分けていくことがこれからは必要になるのではないか?と考えています。」
と書きました。
では、その「広さの違い」とはどういうことでしょうか。

2020年1月27日追記/修正:

Webやブログの場合

まず、Webサイトやブログへ掲載する、ということから。
この2つの媒体は「検索エンジンによって誰でも検索することが出来」ます。また、「会員制にしない限りは誰でも閲覧出来」ます。
従って「不特定多数に情報を発信すること」に向いています。
かつ、発信した情報を自ら削除しなければどんどん蓄積していきます。
つまり、いちばん広い範囲に情報を発信することが得意で、発信した情報を蓄積したい場合に非常に効果的です。

Twitterの場合

次にTwitter。
基本的に「フォロワー(自分自身をフォローしてくれている人たち)」に対して、タイムリーな情報を出すことが出来ます。
出した情報はタイムライン上をどんどん流れていきますので、フォローしている人が多い人であれば、Twitterにアクセスしているタイミングでその情報が流れてこなければ情報を見ることが出来ず、他の媒体に比べ、出した情報を閲覧してもらえる機会は非常に少ないと思われます。
ただ、たまたま出した情報に誰かが食いついてくれた場合、「Retweet」(リツイート)という機能でその情報を「拡散」してもらえることも多く、たまに情報の大量拡散が起こる媒体でもあります。
2020年1月追記)
ここ数年、炎上するメディア、という印象が強いTwitterですが、上記を理解し、かつ、あくまでも「不特定多数が閲覧できる」ということを理解しておけば、炎上することはほとんどないと言えます。

なぜかメルマガ

実は最近、メルマガが人気なのです。
メールマガジンは、ある特定の事柄に興味を持つ人へ継続的に情報発信をする場合には非常に効果的です。
つまり、非常に狭い範囲の情報を、その情報に興味がある人のところへピンポイントで届けることに向いています。
但し、あまりにコアな情報であったり、ニッチな情報だと読者数が確保できず、継続することが難しくなる場合もあります。
最近では堀江貴文さんや元切込隊長のやまもといちろうさんなどが有料のメールマガジンを発行し、収入を得ているという話もあります。
意外とこれからのメディアかも知れません。

そして、Facebook

そして、Facebookです。
Facebookは、あくまでその運用方針通りに運用した場合、友達関係にあるのは全て「自分が何らかの形で知ってる人」であり、「自分を何らかの形で知っている人」でもあります。
ですので、情報発信が出来る広さ、という観点で言えば「非常に狭い」と言えます。
逆に、自分自身を積極的に売り込んでいきたい人にとっては格好のメディアとも言えます。セミナーなどに積極的に参加し、そこでいろいろな人と話をしたり名刺交換をし、その後Facebookで繋がりを持つ、という流れをうまく作り続けて行ければ、人脈形成にも役立つでしょうし、自分自身を売り込むことも面倒ではないと思います。
2020年1月追記)
Facebookページは検索にも引っかかりますし、不特定多数が閲覧することも出来ます。ただ、いわゆる「バズる」ことは非常に稀です。
また、Facebook自体が既に若者にほとんど使われてない、という事実もあり、今後の活用としてはだんだん縮小していくのではないか、と思います。
あくまで、これは私の独自解釈ですが、こうやって情報発信の出来る媒体の特性を理解することで、自分がどの媒体を使えばメリットが大きいか、またはどのように活用すればメリットを得られるのか、ということが見えやすくなるかも知れません。

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