No Image

クラウドソーシングサイトにいくつか登録してみた感想

なんだかクラウドソーシングについての話題がいろいろ出ていますね。
実はサービス開始時期からいくつかのサイトに登録して、受注できそうなものを見付けてはコンタクト取っていたのですが・・・
そんなクラウドソーシング、受注側の立場から少し書いてみます。
あくまで私の主観であり、違う感想を持たれている方もいらっしゃるかとは思います。

提示されている金額は確かに全体的に安い

いろいろなところで書かれていますが、確かに全体的にかなり安いです。
一般的な相場の50〜70%、もしくはそれ以下の発注額です。
正直、受注しても赤字かな?という感じのお仕事が多いです。

ただ、交渉次第で金額を上げることは可能

但し・・・交渉できればね・・・(後述)

たまに条件のいいお仕事がある

自身のスキル次第だとは思いますが、たまに条件のいい仕事があります。
特にインフラ・サーバ関係で東京近郊に在住であれば、長期でかなりお金のいいお仕事もチラホラ見かけますので、この条件のいい仕事を拾っていくだけで食っていけるかもしれません。

しかし、大きな問題として・・・

これは私が選んだものに問題があるのかどうか分かりませんが・・・
私の場合、必ず簡単な自己紹介と質問、出せる時は概算の金額を書いて、ファーストコンタクトを取るようにしています。「質問」は必ず書くようにしています(書かざるを得ないケースがほぼ全てです・・・)。
しかし、返信が来たのは全体の10%にも満たない状況です。100件送って10件ないくらい。
つまり、返事が来ないと交渉にもならないわけですから、結局交渉どころではないわけです。

クライアントの質を見極める必要がある

私がなぜ「必ず最初に質問を書くようにしているのか」と言いますと、クライアントの質を見極めるためです。
メッセージのやり取りがきちんと出来れば、こちらが聞いた質問に的確ではなくても答える意思が最低限あれば、何とかなる、と思っています。
しかし、その多くは返信すらありません。そういうレベルのクライアントが多い、ということでしょう。
(もしかすると、市場価格の見極めに使われているところもあるのかな、と思っています)
もちろんそうじゃない方もいらっしゃいます。返答を頂いたところは本当にきちんと対応して頂いたところばかりです。
別のところに依頼をされた場合でもお詫びのメッセージをわざわざ送って頂きました。
また、受注させて頂いたところとは今でもいろいろな形でやり取りを続けさせてもらっています。

今後・・・

多分、この市場はこのままでもある程度広がるでしょう。
それに伴い、コンテンツ系・デザイン系タスクの価格下落が起こる可能性は非常に高いでしょうね。
価格が落ちる=質が落ちる、ということになる可能性は決して低くなく、デザインの市場も二極化が進んでいくことになるかも知れませんね。
ちなみに私は受注・発注共にあまり積極的に使わないことにしました。
出来ればこういうところにあまり頼らない形でお仕事出来ればいいなあと思っています。

P.S.

案件見てると時々、かなり大手のサイトに関する案件や「え?あの会社のあのサイトのリニューアルをこんなところでそんな金額で・・・」なんてのに出会うこともあります。
どう考えても社内にリソースがありそうな大手IT企業「と呼ばれてるような会社」のサイト案件などもたまに・・・・
こういうところから自分が使うサービスを見直すこともできるかもしれませんね。

クラウドソーシングの衝撃

クラウドソーシングの衝撃

比嘉 邦彦
1,980円(01/07 00:11時点)
Amazonの情報を掲載しています

Share this post