By: Phil Roeder

DoCoMoの契約プランを少し解説してみる

先日の記事で、おおざっぱに携帯各社の料金プランを解説してみました。
それでもまだまだ分かりにくいと思いますので、ここから各社それぞれのプランを少しだけ詳細に解説してみたいと思います。
先に断っておきますが、これ、更新したタイミングでの情報です。翌日にはもしかすると変わってるかも知れませんこと、ご了承下さい。
ですので、料金の「読み方」の参考にして頂ければ幸いです。

まず、先日の記事はこんな感じです。
携帯電話の契約方法が分かりにくいので、少し整理して解説してみる | OpenMediaLaboratory
ここから少し詳しく、ドコモの料金プランを見てみます。

ドコモの「基本契約」について

まず、ドコモの「基本契約」ですが、下記のようになっています。
基本料金プラン : タイプXi / タイプXiにねん
インターネット接続サービス : spモード / mopera
パケット定額サービス : Xiパケ・ホーダイ
これをそれぞれ見てみましょう。

基本料金プラン

By: Phil Roeder
まず、基本料金プランですが、Xiスマートフォンの場合は「Xi料金プラン」と呼ばれています。
ドコモの場合は、2種類あります。
まず、「タイプXi」という料金プランが基本的な料金プランになります。
これはいつ解約しても違約金が発生しない、非常にノーマルなプランです。
この「タイプXi」に、いわゆる”2年縛り”が付いたプランが「タイプXiにねん」です。
2年間の契約を約束する代わりに月々の基本使用料を安くしてくれます。
この契約の切り替えのタイミングとなる月を「契約満了月」といい、この契約満了月の翌月(解約月と呼びます)の解約やプラン変更、他キャリアへの移動は問題なく行えますが、この解約月以外での解約やプラン変更、他キャリアへの移動には9,975円の違約金が発生します。
ここで勘違いしてはいけないのは、ショップなどに行くと、あたかも「タイプXiにねん」がいちばん基本的なプランのように言われますが、実際は「タイプXi」というプランが基本プランです。この「タイプXi」を「2年間、必ず継続しますよ」という約束のもとに基本料金を割り引いたプランが「タイプXiにねん」です。
ちなみに、この「Xi料金プラン」、無料通話分がありません。通常、電話は話した分だけかかります。もちろん、ここについてもオプションがありますので、それは後ほど。
料金ですが、下記の通りです。
 タイプXi : 1,560円  タイプXiにねん : 780円
2年縛りを付けると、約半額になります。
値引き金額は780円ですので、2年間で値引きされる金額は18,720円です。結構大きいですね。

インターネット接続サービス

インターネット接続サービスには2種類あります。spモードとmoperaです。
一般的、というか、加入が決められているのは「spモード」です。
料金は315円/月です。
スマートフォンを使うなら、何も考えずに入りましょう。
moperaですが、基本的に加入の必要はありません。
加入の必要があるとすれば、SIMフリーのスマートフォンを使う場合のみでしょうか。
なので、一般的にはあまり気にしなくて大丈夫です。

パケット定額サービス

さて、ドコモの場合、これがいちばん複雑です。
Xiスマートフォンの場合、3つあります。
1.Xiパケ・ホーダイ フラット
いちばん基本的なプラン、と言えるかも知れません。月の転送量7GBまでは一定料金で使うことが出来ます。
7GBと言われても実感がないかもしれませんが、YouTubeなどで頻繁に動画を見ない限りは超過しない、と考えていいでしょう。
月額 5,985円です。
2.Xiパケ・ホーダイ ダブル
2段階で料金が変わります。
月の最低料金は2,100円です。転送量が5MBを越えたら、金額が増え始め、15.5MBを越えると7GBまでは6,510円/月です。
よほど外出しない人でないと正直、意味がありません。
あまりお勧め出来るプランではないです。
3.Xiパケ・ホーダイ ライト
月の転送量が3GBに制限される代わりに、毎月の支払いが安価なプランです。
意外とこれで収まる人は多いかも知れません。私も多分、だいたいこの範囲内で収まるかと思います。
月額 4,935円です。
使用頻度などに応じて選ぶ必要がありますが、多分、2.は条件的に難しいかと思います。
【追記 9/19】
ちなみに、iPhoneの場合は月額5,460円の「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」1種類しかありません。

オプション

さて、ここから少し複雑なオプションのご紹介です。

Xiカケ・ホーダイ

相手がドコモの携帯なら、Xi/FOMA関係なく、24時間無料で通話できるオプションです。月額700円ですので、周りにドコモの人が多いなら加入していても損はないでしょう。

Xiトーク24

オフィシャルサイトなどにもわざわざ書いてあるので、あえてここでもわざわざ書きます。
「Xiトーク24」は、「Xiカケ・ホーダイ」と「タイプXiにねん」を両方契約すること、のようです。紛らわしいですね。
ちなみに料金も「Xiカケ・ホーダイ」と「タイプXiにねん」を普通に足した1,480円・・・紛らわしいですね。

ファミリー割引

Xiスマートフォンにはほとんど関係ありません。ご家族がFOMA携帯をお使いであれば、FOMA携帯からXiスマホ側への通話やメールが安くなるようです。
後は無料通話分の分け合いには参加出来るようですね。

月々サポート

これ、先日の記事にも書きましたが、機種や契約時期によって、割引サービスを受けられます。
それを「月々サポート」と呼んでいます。
最近は最大でも機種代までしか出ないケースがほとんどですが、昔は機種代金を超えるサポートが出たケースもあります。
なので、これ、結構大事なプランです。

Xiデータプランライト割

期間中に「Xiデータプラン ライト」もしくは「Xiデータプラン ライトにねん」に契約すると、それぞれの上限額を値引きしてくれます。
詳しくはキャンペーンページを見て下さい。
他にも時期によっていろいろなキャンペーンをやるのがドコモの特徴です。
そういったキャンペーンをうまく活用することと、NMPのキャッシュバックをうまく狙うのが携帯契約では大事です。

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