ちょっと前にMariaDBのことは取り上げたかと思います。
その時に「年内には全部MariaDBにしたい」と宣言していました。
そこで、まっさらのCentOS 6.4にMariaDB10をインストールしてみました。
今回はyumでのインストールを行ってみます。
レポジトリを追加する
まずはレポジトリを追加します。
この辺り、MariaDBは大変整理されていて、こちらのサイトで該当するディストリビューションを選ぶことで、レポジトリの内容が表示されるようになっています。
https://downloads.mariadb.org/mariadb/repositories/
今回は”CentOS” – “CentOS 6(64bit)” – “10.0”を洗濯しました。
表示された下記を”/etc/yum.repos.d/MariaDB.repo”というファイルを作り、このファイルの中に書き込みます。
[bash]# MariaDB 10.0 CentOS repository list – created 2013-10-10 01:29 UTC
# http://mariadb.org/mariadb/repositories/
[mariadb]
name = MariaDB
baseurl = http://yum.mariadb.org/10.0/centos6-amd64
gpgkey=https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB
gpgcheck=1[/bash]
私は最後の行に”enabled=1″を追加しました。
MariaDBをインストール
後はyumコマンドでインストールするだけです。
[bash]# yum install MariaDB-devel MariaDB-client MariaDB-server[/bash]
インストールしようとして、MySQLのライブラリなどとの競合でエラーが表示される場合は、一度、MySQLのライブラリを削除してインストールします。
その際、いくつか関連アプリケーションが削除されますが、MariaDBインストール後に個別に再インストールしましょう。
後はMySQLと一緒です
その後の手順は基本的にはMySQLと同じ手順となります。
起動してみます。
[bash]# /etc/init.d/mysql start[/bash]
よほどのことがない限り、無事起動するかと思います。
起動したらmysql_secure_installationを動かしてみましょう。
[bash]# mysql_secure_installation[/bash]
MySQLの”mysql_secure_installation!”コマンドと設定内容は変わりません。
これでインストール終了です。
試しにコマンドラインで動かしてみましょう。この時のコマンドも”mysql”になります。
[bash]# mysql -u root -p
Enter password:(パスワードを入力します)
Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or g.
Your MariaDB connection id is 17
Server version: 10.0.4-MariaDB MariaDB Server
Copyright (c) 2000, 2013, Oracle, Monty Program Ab and others.
Type ‘help;’ or ‘h’ for help. Type ‘c’ to clear the current input statement.
MariaDB [(none)]>[/bash]
このように表示されたら大丈夫です。
少しだけ設定をしてみましょう
コンソールに入ったら少しだけ設定を確認してみましょう。
ステータスを確認してみます。”¥s”と入力しましょう。
[bash]s
————–
mysql Ver 15.1 Distrib 10.0.4-MariaDB, for Linux (x86_64) using readline 5.1
Connection id: 17
Current database:
Current user: root@localhost
SSL: Not in use
Current pager: stdout
Using outfile: ”
Using delimiter: ;
Server: MariaDB
Server version: 10.0.4-MariaDB MariaDB Server
Protocol version: 10
Connection: Localhost via UNIX socket
Server characterset: latin1
Db characterset: latin1
Client characterset: utf8
Conn. characterset: utf8
UNIX socket: /var/lib/mysql/mysql.sock
Uptime: 10 min 38 sec
Threads: 1 Questions: 47 Slow queries: 0 Opens: 1 Flush tables: 1 Open tables: 63 Queries per second avg: 0.073
————–
MariaDB [(none)]>[/bash]
文字コード(characterset:)の欄で”Server/Db”の両項目が”latin1″となっていますね。
これをutf8に変更します。
まずはコンソールから抜けます。”quit”と入力して下さい。
[bash]MariaDB [(none)]> quit
Bye[/bash]
設定ファイルの場所が少し変わっています。
今回はサーバ系の設定になりますので”/etc/my.cnf.d/server.cnf”というファイルを編集します。
このファイルの[mysqld]セクションにに下記を追加します。
[bash]character-set-server=utf8[/bash]
追加し、保存したらMariaDBを再起動します。
[bash]# /etc/init.d/mysql restart[/bash]
もう一度、MariaDBコンソールにログインして、ステータスを確認してみます。
[bash]# mysql -u root -p
Enter password:(パスワードを入力します)
Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or g.
Your MariaDB connection id is 17
Server version: 10.0.4-MariaDB MariaDB Server
Copyright (c) 2000, 2013, Oracle, Monty Program Ab and others.
Type ‘help;’ or ‘h’ for help. Type ‘c’ to clear the current input statement.
MariaDB [(none)]> s
————–
mysql Ver 15.1 Distrib 10.0.4-MariaDB, for Linux (x86_64) using readline 5.1
Connection id: 2
Current database:
Current user: root@localhost
SSL: Not in use
Current pager: stdout
Using outfile: ”
Using delimiter: ;
Server: MariaDB
Server version: 10.0.4-MariaDB MariaDB Server
Protocol version: 10
Connection: Localhost via UNIX socket
Server characterset: utf8
Db characterset: utf8
Client characterset: utf8
Conn. characterset: utf8
UNIX socket: /var/lib/mysql/mysql.sock
Uptime: 1 min 4 sec
Threads: 1 Questions: 4 Slow queries: 0 Opens: 0 Flush tables: 1 Open tables: 62 Queries per second avg: 0.062
————–
MariaDB [(none)]>[/bash]
“Server characterset: / Db characterset:” がそれぞれ”utf8″に変わりました。
同じ”/etc/my.cnf.d/server.cnf”の[mysqld]セクションに、もう1行だけ追加しておきます。
[bash]plugin-load = handlersocket.so[/bash]
これは高速化オプションです。
MariaDBをインストールしたら、先程の”character-set-server=utf8″とこれは必ず追加するようにしましょう。
追加したら先程と同様にMariaDBを再起動します。
[bash]# /etc/init.d/mysql restart[/bash]
長々となりましたが、これでMariaDBのインストールが完了です。
基本的には、phpMyAdminからも操作できますし、Wordpressなどからも問題なくアクセス出来ます。
何か問題が出てきたらこちらでも報告していきます。
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