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武雄市図書館に行ってみた・・・の1年後・・・

さて、ほぼ1年前に武雄市図書館に行った、という記事を書きました。
その時に「このまま維持できればいいよね」と思ったことがいくつかありました。それから1年後、久しぶりに行ってきたので、その時のことを少し書きたいと思います。
まあ、感想はそれ程変わらないのですが。
以前の記事はこちら。

武雄市図書館へ行ってきた

意外とこの記事へのアクセスがいまだに多いので、ちょっと続報的なものを書こうか、と思ってのこの記事です。
相変わらず、図書館内は撮影禁止ということでしたので写真はありません。
行ったのは6月の末、日曜日の夕方だったのですが非常に賑わっていました。スタバは相変わらず並んでましたし、カフェ席はほぼ満席状態。
その前は・・・昨年の6月・・・ではなく、今年の3月くらいにふらりと一人で行ったので、正確には3ヶ月ぶりくらいでしょうか(高速使わないと意外と遠いのでなかなか・・・・)。
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販売本の充実ぶりは相変わらず。ただ・・・少々上品さに欠ける点も・・・

販売本については昨年と変わらずの充実ぶりでした。
だいたい田舎の本屋だと1年経つと古い本が残ってたり、売れにくそうな本はもう置かなくなったりするのですが、そんなこともなく、相変わらずデザイン書や専門書など私好みのマニアックな本(苦笑)も並んでいました。
やはりキレイに陳列されていて、相変わらず非常に買いやすい印象です。
ただ、入ってすぐのところに樋渡市長の著書が「ドーン!」と置いてあるのはいかがなものか?と。こういうところにやはり上品さが足りないというか、配慮が足りないというか・・・ちょっと下品さを感じました。こういうの、少し奥に下げるだけで全然印象変わるんですけどね。

1年経ってもサービスがしっかり回ってるし、全体的にキレイ

オープンして1年以上が経ちますが、全体的に相変わらずキレイですし、カフェスペースはもちろん、上の学習スペースや1階が見渡せる場所のテーブルなどもまあまあ人が座っていて、観光的な感じよりも一般利用者が多いと感じました。
確かにこういう雰囲気であれば、ちょっとした打ち合わせだったり、誰かと話をする時にはスターバックスのあるカフェスペースはいいでしょうね。
「どこ行こうか?」「図書館行かない?」
そういう会話で図書館が出てくるのはとてもステキだと思います。

騒々しさは変わらず。セルフレジも全て稼働中

騒々しさについては変わらず、です。
私にとっては「ちょうど仕事しやすい騒々しさ」とでも言いましょうか。決して図書館の静かさではありません。
セルフレジもきちんと全て動いていました(苦笑)。
いや、田舎の普通のお店だとね、稼働率が低かったりすると止めますから、こういうの。
それが全部動いていたのはちょっと印象的であり、感動的でもありました。
もちろん今回もセルフレジ使って本を買いました。これはどこの本屋でも導入して欲しい。

基本的な印象は去年と変わらない。地元の人たちが多く、市民の図書館になってきた印象

と、基本的な印象は昨年と変わらず。
一年経っても全体的にメンテナンスがきちんと行き届いているし、サービスもしっかり稼働している様子。
カフェも相変わらずの盛況ぶりで、昨年よりは観光客的な人たちよりも地元の人たちがとても多い印象。
地元に根付いてきた感じはあるのではないでしょうか、というか、やっと地元の人たちが来られるようになった、という事かもしれません。

何となく総括的な何か

相変わらず騒いでいる人がいますが、何というか、地元の人たちがおおむね満足してるならいいんじゃないの?というのが行ってみた感想です。昨年よりは非常に地元感ある感じです。
現に樋渡市長は4月には選挙で勝って再任されています。ということは、市民が「信任した」ということになるので、こうなると外野がいろいろ言うことではないような気もします。
中でいろいろ言ってる人は、そりゃあ自分の住んでる街のことなのでガンガン言っていいと思うんですけどね。

地元にこの図書館が来ることについては特に賛成でも反対でもありません。
1年前の記事にも書きましたが、Tカードで漏れる個人情報なんて私の場合は大したものはないですし、多分、図書館が出来たとしても本を借りることはないでしょう。

だからといってCCCに「やって欲しい」と思ってるわけでもありません。
運営会社はどこでもいいので、やはり「知の集積場」として、その街に住む人々の「知識レベル・教養レベル」を高めるのが図書館や書店の役割だと思うので、それ相当の施設・・・図書館でも書店でも構わないので・・・が来てくれるのがいちばん望ましいことです。

「図書館」といっても、ある意味、人が集まらないと意味がないわけで。
しかも普段から図書館を利用してきたような人ではなく、そうではない人にも利用してもらえる形にするのが「市民サービス」としての本来の意味でもあります。
今までの図書館では、どうしても利用者が限られている印象で、なんとかそこから脱したい、とあちこちの図書館が工夫をしています。

そういう意味ではこの武雄市図書館は成功している一つの例になるかもしれないなあ、と今回行ってみて感じた次第です。

但し、あの販売書籍類の充実ぶりやサービスをいつまで維持できるか、そこにかかってると思います。

図書館が街を創る。 「武雄市図書館」という挑戦

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